アリーナ「病院から対策求められ、主催者と情報共有」
「病院では、高度に専門的な治療を行っており、免疫力が弱くなっている病気の方もおられます。トイレなどは、あくまでも患者やご家族の方のために用意しています。関係ない人が利用すると、快く思わない方もおられます。病院の入口では、トイレなどの利用はご遠慮していただくよう看板を設置しています。また、アリーナに対しては、イベント参加者が病院内のトイレなどを利用しないようにアナウンスしてほしいと強く申し入れました」
今後は、マナーを守らない人がいるとの意見を踏まえ、何らかの対策を検討していることを明らかにした。
さいたまスーパーアリーナは、公式サイト上で、館内にはすべてのフロアにトイレがあるとしながらも、「イベント当日の女子トイレは大混雑!」として、時間に余裕をもって行動するよう呼びかけている。アリーナ入場前も、管理する「けやきひろば」内にトイレを設置しているが、数が非常に少ないため注意が必要だという。
さいたまアリーナの広報担当者は11月25日、取材に対し、けやきひろばから病院に向かうデッキ上で、この先の通行は遠慮してほしいとする看板を立てていると説明した。トイレについては、男女比を変えられるフレックストイレを採用し、女性が多くなりそうなイベントではその比率を増やしているという。
県立小児医療センターからは、25年に入って、イベント参加者が病院内のトイレなどに入らないようアナウンスしてほしいとの要請があり、こうしたことについて主催者と情報共有して参加者に呼びかけているとしている。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)