「男性が壁から手を離したために転落」
その一方、中国ネット上では、「『この時期に日本に行くべきではない』といったレッテルを貼ったりすべきではありません」「日本の警察官がかわいそうだ。精神的なケアが必要ではないか」などと冷静に捉えようとする声も出ていた。
大阪府警の関西空港署は11月26日、救助活動の状況について、J-CASTニュースの取材にこう説明した。
「パトカーで現場へ行ったときは、男性は、壁の上に座っていました。そして、男性は、パトカーを見て、自分から壁にぶら下がりました。警察官は、パトカーから降りて、男性の腕をつかみました。しかし、服のところから滑ってしまい、男性が壁から手を離したために転落しました。自殺かどうかは断定できません。お亡くなりになったので、動機などは不明です」
警察官が現場に到着して、すぐに転落してしまったため、路上にマットを置くなどの対応もできなかったとした。
4階には、国際線の出発フロアがあり、転落した男性は、母親と直前まで一緒にいたという。帰りの便に乗る予定だったとみられるとしている。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)