東京・赤坂で人気漫画「美少女戦士セーラームーン」のコラボカフェ「PrettyGuardianSailorMoonCAFE」が2025年11月1日から開催中で、どの種類が出るか分からないブラインド仕様のグッズをめぐり、中身のランダム性が担保されているか疑わしい出来事があったとXで騒がれている。14連続で同一絵柄だったという購入者談もあり、「流石に運営側のミスな気がする」といった声が相次いでいる。運営会社に事実関係を取材した。シャッフルミス?交換対応の情報も今回のコラボカフェでは、原作を手がけた漫画家・武内直子さんが新たに着彩した「美少女戦士セーラームーン」本編のパネル展示をメインに、オリジナルメニュー・グッズを販売している。問題視されたのは、税込990円のブラインド商品「トレーディングアクリルコースター(A)ランダム5種」。24日に購入したというXユーザー・なお(@Smoon10ve)さんが違和感を訴えていた。投稿によると本人が5点、同行者が2点を購入するも全て黄色柄で、店員が商品交換に応じた後も黄色柄のみが出たという。つまり、本来は全5種でランダム封入されているはずが、計14点とも同じ柄だったとのこと。この投稿にXユーザーからは、「そんな確率ある!?」「流石に運営側のミスな気がする」「どう考えても同じ箱に同じ柄詰め込んでシャッフルしてないじゃん」「これはランダムと言っちゃダメだと思う。実際ランダムで出てないんだから、、、」といった声が上がった。ただし、なおさんは投稿の背景について、2度の重複後にも店員から丁寧な交換対応を受けたとして「店員さんの対応は誠実だった」と説明している。一方で同様の購入者談は他にも。特に目立っているのは緑色柄の重複で、真偽不明だが、特定ロットの納品時にシャッフルミスが生じたことが問い合わせで分かったとする書き込みもあった。「現時点で個別の質問への回答は...」実際、商品のランダム性に問題はあったのか。カフェ運営管理を担うブーム・メディア・コミュニケーションズ(東京都渋谷区)は27日にJ-CASTニュースの取材に応じ、「関係各社で協議しましたが、本件につきましては、現時点で個別の質問への回答は控えさせていただいております」と答えた。コラボカフェ運営にあたっては3社分担で、企画およびグッズ制作・販売は大日本印刷、調理・給仕はアジア太平洋観光社が経営する会場「MARBLEGALLERYCAFE」が行っている。今後の対応は、MARBLEGALLERYCAFE公式X(@Mgc_cafe)から伝える予定だという。なお、セーラームーンカフェをめぐっては、公式サイトで11月14日、運営事務局名義で「運営不備に関するお詫び」が発表されていたばかり。オープニング当初からフード・ドリンク提供の大幅遅延、入店時の案内に不備があり⾧時間待たせる事態になったほか、提供したフード・ドリンクの内容が事前案内と異なった、一部品切れで十分に選べない状況が生じたと謝罪。「店舗運営上の問題にとどまらず、問題を事前に把握できなかった管理体制にも課題があった」と反省していた。
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