韓国スポーツメディア「スポーツ朝鮮」(ウェブ版)が2025年11月30日、韓国プロ野球(KBO)リーグのハンファ・イーグルスに所属するコディ・ポンセ投手(31)の特集記事を組み、今オフ、ポンセが大リーグに復帰する可能性が高いと報じた。
今季29試合に登板し17勝1敗、防御率1.89
米カリフォルニア州出身のポンセは、大リーグのピッツバーグ・パイレーツから21年オフに日本ハムに移籍した。日本ハムでは2年間プレーし、7勝10敗だった。
23年オフに楽天に移籍し、24年シーズンは3勝6敗、防御率6.72。日本球界で計3年間プレーし、通算10勝16敗、防御率4.54。24年オフに活躍の場を韓国に求め、ハンファ・イーグルスに移籍した。
KBOリーグ1年目の今シーズン、29試合に登板し17勝1敗、防御率1.89を記録した。最多勝、最優秀防御率、最多奪三振のタイトルを獲得し、KBOリーグの年間MVPに選出された。
ポンセの韓国での活躍は、大リーグのスカウトらも注目し、シーズン終盤には複数球団のスカウトが来韓したという。
KBOリーグでは、ここ最近、元大リーガーがKBOリーグで結果を残して大リーグに復帰するケースもあり、韓国メディアはポンセの去就に注目している。
このような状況の中、「スポーツ朝鮮」は、「本当に良い大リーグのオファーを受けた、ポンセは覚悟を決めた」とのタイトルで、記事では「拒否しにくいオファーを受けたようだ」と指摘した。
「レンジャーズ、ジャイアンツなど複数球団が候補に」
ポンセは、9日に行われるKBOゴールデングラブ賞の授賞式に出席する予定だったが、急きょ11月30日に米国に帰国したという。
11月30日に更新したインスタグラムには、KBOリーグの通訳に対して感謝のコメントを投稿。「最高の通訳への感謝の投稿」とし、こう続けた。
「マウンド、インタビュー、産婦人科通院の通訳全てに付き合ってくれて...君は単なる通訳じゃなく、僕にとって兄弟のような存在だった!僕と家族のためにしてくれたこと、本当に感謝してもしきれない!君がいなければ今シーズンは実現しなかった」
この投稿について、地元メディア「京郷新聞」(ウェブ版)は、「意味深なメッセージと解釈せざるを得ない」とし、「レギュラーシーズン中もメジャーリーグのスカウトが彼を観察しており、現地メディアでは、彼の行き先としてレンジャーズ、ジャイアンツなど複数の球団が挙げられ、大リーグ復帰の可能性が高い」との見解を示した。