国民民主党・福田徹衆院議員が、新幹線内で急患に対応する様子がSNS上で大きな注目を集めている。救急科専門医である福田氏は2024年10月の衆院選で初当選。この新幹線での様子は、同党・水野孝一参院議員が25年12月1日にX上で紹介した。
水野氏「心からの尊敬の念が込み上げてきました」
福田氏の公式サイトによると、三重大学医学部を07年に卒業。同年から日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院(名古屋市)に務め、救急科専門医となった。22年には国民民主党愛知県第16区総支部長に就任し、24年10月の衆院選で初当選している。
SNS上で注目を集めたのは、水野氏の25年12月1日の投稿だ。東京行きの新幹線の車内で「お医者さまはいらっしゃいませんか!」という突然のアナウンスがあった。「車内がざわつき、スタッフやお客さまの不安そうな表情が広がる」中、乗り合わせていた福田氏が対応したという。
「患者さんのそばにしゃがみ込み、手を取り、穏やかな声で話しかけながら、落ち着いて状態を確認していきます。周囲の空気も、次第に安心したものに変わっていきました」
すると2人目の急患も。福田氏は穏やかな表情のまま、冷静に対応していたという。
こうした福田氏の対応に対し、水野氏はつぎのように振り返った。
「かつて彼が『多くの命を救いたいから国会議員になるんだ』と話していたことを思い出しました。その言葉どおり、現場で静かに行動する姿を目の当たりにして、心からの尊敬の念が込み上げてきました。福田とおるさん、見てましたよ。かっこいい!」
福田氏本人も同日、この投稿に反応。水野氏は偶然同じ電車に乗っていたという。「『もうお一人います!』と走って呼びにいらっしゃった水野議員の正義感は、完全に救急医療の仲間です。水野議員に心から敬意をひょうします」とコメントしていた。
自民党・国光あやの外務副大臣も同日、福田氏の行動をXで称賛。国光氏も医師資格を持っている。福田氏に対し、「すばらしいです!さすが救急医。たたずまいのオーラが違います。内科医としても尊敬」とした。
水野氏が紹介した福田氏の姿は17時時点で約680万件表示されるなど大きな注目を集めており、「カッコいい」「素晴らしいですね!」「尊敬します」「福田議員の迅速かつ適切な対応に敬意を表します」などと称賛する声が寄せられている。