池畑慎之介が人間国宝の父から受け取ったメッセージとは...これが「国宝」の世界だ

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   吉田修一さん原作の「国宝」は映画や小説で大躍進を続け、人間国宝にも関心が集まる。2025年12月2日の情報番組「ノンストップ!」(フジテレビ系)は、その人間国宝を父に持つピーターこと池畑慎之介さん(73)の歩みにスポットライトを当てた。

  • ピーターこと池畑慎之介さんのインスタグラム(@oziba1952)より
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父から「中途半端な芸人にはなってほしくない」

   池畑さんの父親は関西を代表する舞踊家として知られた上方舞吉村流四世家元で人間国宝の吉村雄輝さん(故人)。池畑さんは3歳から吉村さん直々の指導を受けて初舞台を踏み、芸の道に入った。

   両親の離婚、再婚を経て再び吉村さんの指導を受けるようになった。まさに「国宝」の世界と同様妥協のない稽古の日々が待っていた。

   池畑さんは「舞に関してはすごく厳しい人。それが嫌で家出をした」と振り返る。上京した池畑さんは1969年に「夜と朝のあいだに」でピーターとしてデビュー。中性的な魅力で人気を呼んだが「芸能界でも嫌みを言われたり、いじわるされたりしたこともあった」。芸事が嫌で父から逃げ出した池畑さんだったが、デビュー20周年の時に父の吉村さんが「(池畑さんの芸能活動は)ハラハラしますけど結局、何になっても一流になってもらいたい。中途半端な芸人にはなってほしくない」と語ったコメントを番組は紹介した。

「芸事の厳しい家系に生まれて逃げたのに芸能界に入って」

   池畑さんは番組のインタビューのなかで「パコっといなくなるんです、芸能人は。この年になったら寝る前に『明日、目覚めるかな』って思います。でも目をつむるときに『おもしろかったな、もう一回これやりたいな』と思って死にたい」と話した。

   池畑さんのライブ映像をVTRで見たMCの設楽統さんは「運命というのか宿命というのか、芸事の厳しい家系に生まれて嫌で逃げたのに芸能界に入って。(池畑さんの)歌にもそういう人生の何かが乗っかっているのかなと思う」と話す。レギュラー出演者の横澤夏子さんは「お父様の生き方にも影響され大変だったろうなと思うけど、テレビで応援のメッセージをおっしゃって素敵な家族愛ですよね」と話していた。

(ジャーナリスト 佐藤太郎)

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