「斬首」投稿からまもなく1か月 沈黙続いた中国・駐大阪総領事Xが「再始動」

   高市早苗首相に対し脅迫とも取れる発言を行い、後に削除していた中国の薛剣(せつけん)駐大阪総領事が2025年12月3日、約3週間ぶりにXの運用を再開した。

  • 中国の薛剣(せつけん)駐大阪総領事のXアカウント。久々に「再始動」した
    中国の薛剣(せつけん)駐大阪総領事のXアカウント。久々に「再始動」した
  • 「斬首」投稿からまもなく1か月。投稿はすでに削除されている
    「斬首」投稿からまもなく1か月。投稿はすでに削除されている
  • 中国の薛剣(せつけん)駐大阪総領事のXアカウント。久々に「再始動」した
  • 「斬首」投稿からまもなく1か月。投稿はすでに削除されている

与野党から批判続出、更新

   薛氏は11月8日深夜、高市早苗首相による台湾有事をめぐる国会答弁について伝えるニュースを引用し、Xで「勝手に突っ込んできたその汚い首は一瞬の躊躇もなく斬ってやるしかない。覚悟が出来ているのか」(原文ママ・以下同)と投稿。怒り顔の絵文字を添えた。

   薛氏の投稿は波紋を広げ、「文脈からして高市首相への殺害予告とも読み取れるので極めて悪質」などとする批判を呼んだ。

   9日夕方までに投稿を削除した一方で、「台湾問題は日本は関係ない、中国の問題なのだから中国人が解決するべき!」など、自身の主張を支持するような投稿をリポスト(拡散)していた。

   自民党広報が11日にXを通じ「ペルソナ・ノン・グラータを含めた対応を行使するべき 中国の総領事の不適切投稿を受けて決議を採択」との声明を公開したほか、野党からも厳しい反応が相次いだ。

   薛氏は騒動後、Xの更新を中止し、沈黙を続けていた。

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