ミュージシャンのGACKTさんが2025年12月4日にXを更新し、「現代用語の基礎知識選『2025T&D保険グループ新語・流行語大賞』」の年間大賞に選ばれた高市早苗首相の「働いて働いて働いて働いて働いてまいります/女性首相」について、「言葉の選び方としては秀逸」だと絶賛した。「【こなしてこなしてこなして...】であれば誰の心にも刺さらない」「働いて働いて働いて働いて働いてまいります」は、10月の自民党総裁選で高市首相が選出された際のあいさつで飛び出したフレーズ。なお、「流行語大賞」の受賞式で高市首相は「国民の皆さまに働きすぎを奨励するような意図はございません」とコメントしている。このフレーズが流行語大賞を受賞したことについてGACKTさんはXで言及し、「ニュースでは【ワークライフバランスの時代に逆行している】という声もあったらしいが、ボクは少し違う視点で見ている」と明かし、「リーダーであれば、このくらいの覚悟と気概は必要だ。むしろ、言葉の選び方としては秀逸」と感心した。GACKTさんは、「もしこれが【こなしてこなしてこなして...】であれば誰の心にも刺さらない」と言葉選びの重要性を指摘し、「【労働】は与えられるだけなら苦痛になる。だが、そこに主体性さえあればまったく別物に変わる。それがたとえ同じ仕事の内容でさえ、楽しく、誇らしく、やりがいのある行為になる」とつづった。「人間は自らの意思で働き、喜びを見出してこそ」また、GACKTさんは「働くから飯はうまい。働くから自由は輝く。働くから達成感が生まれ、誰かを支えられる」「能力を発揮して何かに貢献し、仲間と共にやり遂げる。その対価が自分に追いついてくる瞬間ほど人生で面白いものはない」と、働き甲斐について語った。GACKTさんは、「働くことは時にツラい。だが、【働けない】という現実はもっとツラい」と指摘し、「だったら迷う必要は無いだろ。上司でも、仕事でも、目の前の課題でも、全部まとめて"ぶっ倒す"つもりで向かっていけ」と働く人たちを鼓舞した。さらに、「【働く】という行為は、自分の人生を自分の手で動かすための最強の武器だ」と持論を展開し、「引退して、ずっと遊んでるって人にもたまに出会うが、人生がつまんないって言ってる人がほとんど。人間は自らの意思で働き、喜びを見出してこそ、生きてる実感を得られるんじゃないか?」とつづっていた。このポストには、「批判的意見は働かされる側の視点しかないのが問題だと思ってる」「リーダーたるもの、これぐらいの気概が必要」というコメントが集まっている。
記事に戻る