韓国スポーツメディア「エクスポーツニュース」(ウェブ版)が2025年12月4日、大リーグのアトランタ・ブレーブスをフリーエージェント(FA)になったキム・ハソン内野手(30)の特集記事を組み、大型契約に期待を寄せた。23年にアジア出身内野手初のゴールドグラブ賞キムは、20年オフに、韓国プロ野球(KBO)リーグのキウム・ヒーローズからポスティングシステムを利用してサンディエゴ・パドレスに入団。23年には、アジア出身内野手として初となるゴールドグラブ賞(ユーティリティ部門)に輝いた。24年オフにタンパベイ・レイズと2年総額2900万ドル(約42億円)の契約を結んだ。今シーズンは、24年に負傷した右肩の影響で出遅れ、7月4日に大リーグに復帰。そして、9月1日にウェーバーにかけられブレーブスに移籍した。今シーズン、レイズとブレーブスの2球団でプレーし、計48試合に出場して打率.234、5本塁打、17打点を記録した。米メディアによると、キムは来シーズン、ブレーブスと1600万ドル(約24億円)の契約を残しているが、オプトアウト権(契約破棄)を行使してFAとなった。貴重なユーティリティプレイヤーとして注目を集めるキム。「エクスポーツニュース」は、「キム・ハソン『大型契約』ついに実現か?キム選手への関心非常に高い!」などのタイトルで記事を展開した。「キムの行き先と契約規模への関心が高まっている状況だ」記事では「今オフ、フリーエージェント資格を得たキム・ハソンが、今冬の大リーグFA市場で非常に大きな関心を集めていると報じられた。今シーズン所属チームのブレーブス、そして、最近報じられたブルワーズを含め、キム・ハソンを注視しているチームがあるという報道が登場したことで、キム・ハソンの去就がさらに大きな注目を集めるだろう」と分析した。そして、キムに関する米メディアの記事に言及。米メディアが独自に作成するFAランキングで、キムが上位に食い込み、評価を上げていると指摘し、次のように現状をまとめた。「12月に入ってから、キム・ハソンに対する好評価や、複数のチームが関心を示しているという予測が相次いでいる。昨年同様、行き先と契約規模への関心が高まっている状況だ。米最大の移籍情報サイト『トレード・ルーマーズ』は11月上旬、キム・ハソンの契約規模を2年3000万ドル(約46億8000万円)規模の契約と予測し、ヤンキースを移籍候補のひとつに挙げた」来シーズン、大リーグ6年目を迎えるキムは、韓国出身大リーガーの中でリーダー的な存在だという。韓国ファン注目のキムは今オフ、大型契約を勝ち取ることができるのか。注目が集まる。
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