「デザインチェックが、十分ではありませんでした」
サクラクレパスでは、これらの違反点などを重く受け止め、「当該販促物の使用を直ちに停止するよう要請し、該当物の撤去などの対応を速やかに実施いたします」と明らかにした。
ポスターの制作や発注に関わったのはグループ会社だとして、「在事実確認を行っており、精査の上、必要な措置を講じてまいります」と述べた。調査結果や再発防止策については、改めて公表するとし、「多くの方々にご不快をおかけし、またご不信を招く結果となりましたことを、心よりお詫び申しあげます」と謝罪した。
その後、同社では、12月11日になって、「当該販促物に関する事実確認の結果」と題する第二報を出した。
そこでは、グループ会社の傘下にある販売子会社がポスターを出していたとして、調査結果を明らかにした。「当該販促物のイラストは、当該販売子会社にて生成AIを用いて制作されたものであることを確認いたしました」と認め、「ロゴや商品の表記に関しても、グループ会社内におけるデザインチェックのプロセスが、十分ではありませんでした」と報告した。
そのうえで、「改めまして、このたびの事案によりご不快な思いをおかけしましたことを、心よりお詫び申しあげます。今後、グループ全体で再発防止に向けてチェック体制を強化してまいります」と謝罪した。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)