「キムチの容器内に虫混入」動画投稿で波紋 メーカー側「虫は容器の外側にいた」と反論も調査は継続

メーカー反論も、投稿者「私の主張は当初と変わらない」

   騒ぎを受けて、ピックルスコーポレーションは12月9日、公式Xで「お知らせ」を出し、今回の経緯を報告した。

   そこでは、事実関係の調査を進めているとして、「現段階では、投稿者の方から現品を引き取った際、商品のフタは開封されておらず、かつ虫は容器の外側にいたということが確認されております。引き続き、詳細な調査を進めてまいります」と説明した。

   そして、「虫発見に関する投稿により、お客様に多大なるご不安とご心配をお掛けしておりますこと、心よりお詫び申し上げます。また、当該商品をご購入いただいた投稿者の方にも、深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

   これに対し、投稿した女性は、「公式が否定してますが、私の主張は当初と変わらないです」として、虫は容器の中にいた、と主張している。

   この女性は、取材に対し、「実際にキムチのパッケージが翌朝には破棄されてるのでもう何とも言えませんが素人からしたら流通過程で入ったのではと思ってます」と答えた。容器のフタは密閉されていたといい、「パッケージのフタに穴が空いているのでそこから侵入したのでは?と個人的には解釈してます」と改めて述べた。

   虫が容器の中にいたかについて、ピックルスホールディングスの広報担当者は、投稿者からは7日に販売店舗で申し出があったとして、「その際、投稿者の方から現品を受け取られた店舗側の方が虫は外側にいたと確認されております」と否定した。投稿者からは、8日にメーカーへの申し出があったという。

   「当社製品を購入した際に、お客様にご不快な思いをさせてしまったことをお詫びいたします」としながらも、次のように説明した。

「当社しては容器の構造上、容器と蓋の間に虫が侵入することは困難と考えており、その旨、お客様にはお伝えしております。製造過程ではなく、その後の過程で一緒になった可能性が高いと考えており、基本的に虫が中にいたとは考えておりませんが、引き続き詳細な調査を継続して参ります」

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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