大阪市交野市市長の山本景氏が2025年12月14日にXで、お米券を拒否することを表明し続けている市長の政策に疑問を呈した他市民のXユーザーに対し、「内政干渉」と強く反論し、物議を醸している。
「鈴木農林水産大臣に屈することなく...」
問題となっているのは、高市内閣が経済政策として閣議決定した重点支援地方交付金。このうち、食料品価格高騰対策のための特別枠4000億円については各自治体が物価対策として自由に使っていいとされているが、政府はお米券を推進している。
一方、これに対し山本市長はX上でお米券配布は行わないと宣言するポストを連日投稿。交野市は水道料金を減免するとして、「鈴木農林水産大臣には意地でも屈しません」と繰り返しポストしている。
今回の発端となったのは、山本市長が14日にXで「私は、鈴木農林水産大臣に屈することなく、市民のためにお米券を配りません」と宣言した上で、「交野市の一般財源約1億円を投入し、特別加算を回避して、約5億5000万円を上下水道基本料金8カ月減免に使います。1軒あたり、約1万6000円にも上ります」と説明するポストを投稿したことだ。
このポストに対し、Xユーザーが「一軒あたり16,000円になるとのことですが、人数少ない家のほうが一人あたりの金額は多くなりますけど、どうなんでしょう?子供の多い家庭より単身世帯のほうが得になりませんか?」と引用で質問した。
これに対し、山本市長は「中学校に給食があり、しかも、無償にしてます」などと返信。Xユーザーは「それはすでに無償化してるので、今回の交付金とは関係ないのでは?」などと困惑した様子で返信し、さらに「私が言いたいのは、公平性や平等性に欠けるのではという話です。そのデメリットを市民の方々が納得できるのなら構わないと思います」とつづった。
これに山本市長は、「あなたは交野市民ではないにもかかわらず、交野市に干渉するのに驚愕しますが、お米券より公正公平な施策です」と反論。
Xユーザーが「干渉なんてしてます?市民が納得するなら良いって言ってますよね?」と返すと、山本市長は「市民は納得してます。あなたの行為はただの内政干渉です」とつづった。
この山本市長の一連のポストにXからは、「政策に対するいち国民の意見を『内政干渉』とは、交野市は日本から独立でもしたのか?」「Xのポストに引用コメント付けたら内政干渉ってどういうことなのか...」「何と戦ってるの?」という声が集まっていた。
市民は納得してます。
— 交野市長 山本けい (@keiyamamoto0312) December 14, 2025
あなたの行為はただの内政干渉です。