韓国スポーツメディア「スポーツ朝鮮」(ウェブ版)が2025年12月16日、大リーグのミネソタ・ツインズなどでプレーしたミゲル・サノ内野手(32)の特集記事を組み、サノの去就に熱視線を送った。「契約は単年130万ドル(約2億円)」ドミニカ共和国出身のサノは、ミネソタ・ツインズ、ロサンゼルス・エンゼルスでプレーした。ツインズ時代の19年には、自己最多の34本塁打を記録。大リーグ通算164本塁打を誇る大砲だ。複数のスポーツ紙によると、中日が大筋で合意し、今後のメディカルチェックで問題がなければ、正式に契約するという。日本メディアの報道に先立ち、全米野球記者協会所属のフランシス・ロメロ記者が、自身のXで、中日がサノとの契約に向けて最終調整に入っていることを伝えた。ロメロ記者によると、契約は単年130万ドル(約2億円)だという。野球人気が高い韓国では、複数のメディアがサノの日本球界入りの可能性を速報した。「スポーツ朝鮮」は、「衝撃!パク・ビョンホを押し出した大リーグの強打者、日本の中日へ!このまま行けばKBOにも来るかも」とのタイトルで記事を公開した。ツインズ時代、韓国出身のパク・ビョンホとライバル関係に記事では「大リーグの強打者だったミゲル・サノが、日本プロ野球(NPB)に進出する。全米野球記者協会所属のフランシス・ロメロ記者が、SNSを通じてNPBの中日ドラゴンズと1年130万ドル(約2億円)で契約したと伝えた。年俸は韓国プロ野球(KBO)リーグの水準と大きな差がない。NPBで失敗した場合、KBOリーグに来る可能性もある」と分析した。サノはツインズ時代、韓国出身のパク・ビョンホ内野手(39)とライバル関係にあったことで、韓国での知名度が高いという。KBOリーグ出身のパクは、15年オフにポスティングシステムを利用してツインズに移籍。大リーグ1年目の16年に、若きサノとレギュラー争いを演じたという。結局、パクは大リーグに定着できず、17年はマイナーで過ごし、18年にKBOリーグに復帰した。サノはツインズで8年間プレーし、24年にエンゼルスに移籍した。エンゼルスでは28試合に出場して打率.205だった。今シーズンは、大リーグ、マイナーリーグの出場はなく、今オフに母国・ドミニカ共和国のウインター・リーグに出場し、9本塁打を記録した。
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