クマがスキー場で猛ダッシュ...衝撃動画拡散で入場者減 白馬47は対策に追われる「毎日足跡がないか確認」

「当初、問い合わせの電話が1日10~20本ありました」

「猟友会を含めたパトロール循環監視の強化・熊よけ措置を行います。お客様におかれましても、しばらくの間、屋外での飲食・食物の保管をご遠慮いただきたく思います」

   12月9日には、X上でも「クマの目撃によるお問い合わせも大変多くなってきております」と報告して、「猟友会を含めたパトロール循環監視の強化を行います」と告げた。11日には、「パトロール各員・リフトスタッフ等も含め、始業前点検の中でクマの足跡などの点検を重点的に行い、安全が確保された後各ゴンドラ・リフトの運行を開始しております」と投稿し、公式サイトで追記も出して、「忌避剤等色々な対策をとっている為、コース外、ゲレンデ内の雪を絶対に口にしないようお願い致します」と呼びかけた。

   各地のスキー場では、積雪期に入っても、クマの出没がいくつか報告されている。

   4日には、長野県野沢温泉村内のスキー場近くで雪かき中の男性がクマに襲われケガをしたほか、13日には、長野県南魚沼市内のオープン前のスキー場近くでも、柿の木に登る子グマが見つかり、緊急銃猟で捕獲された。

   「冬眠しないクマ」の出没による影響は、どのぐらい出ているのだろうか。

   HAKUBA47を運営する白馬フォーティセブンの担当者は16日、J-CASTニュースの取材に対し、こう明かした。

「目撃情報があった当初、問い合わせの電話が1日10~20本ありました。雪の量が毎年変動しますので、単純比較はできませんが、敬遠している方もおられ、人出は減っていると思います。クマの足跡がないかスタッフが毎日確認していますが、その後は、クマの出没はありません。危ないと判断したときは、爆竹を鳴らすなどしています。リフト乗り場のそばには、クマ避けスプレーも置いており、様々な対策をしています」

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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