韓国スポーツメディア「スポーツ朝鮮」(ウェブ版)が2025年12月16日、日韓プロ野球の特集記事を組み、韓国プロ野球(KBO)の方が、日本球界よりも大リーグへの「逆輸出」が多かったとの見解を示した。ポンセは大リーグで年俸10倍増同メディアは「逆輸出は日本より韓国だ史上初KBOを去った後1160億ウォンを稼ぐ」とのタイトルで、日韓の現状に言及した。KBOでは近年、大リーグから移籍してきた選手が、KBOリーグでプレーした後、大リーグに復帰するケースが増えている。今オフは、コディ・ポンセ投手(31)、ライアン・ワイス投手(29)、ドリュー・アンダーソン投手(31)らが大リーグ復帰を果たした。ポンセとアンダーソンはともに日本でプレーした経験があり、ポンセは日本ハム、楽天、アンダーソンは広島でプレーした。ハンファ・イーグルスでプレーしたポンセは今シーズン、29試合に登板し17勝1敗、防御率1.89を記録。KBOリーグ1年目で、最多勝、最優秀防御率、最多奪三振(252個)の個人タイトルを獲得し、年間MVPに輝いた。韓国での活躍が高く評価され、今オフ、複数球団の争奪戦の末、トロント・ブルージェイズに入団した。米メディアによると、3年総額3000万ドル(約46億円8000万円)の契約だという。年俸は、ハンファ時代の100万ドル(約1億5000万円)から一気に10倍アップした。「ポンセとアンダーソンは日本では平凡な選手に過ぎなかった」「スポーツ朝鮮」の記事では、「ポンセとアンダーソンの場合、日本プロ野球(NPB)を経た選手であるため、『NPB出身だからこそ大リーグ復帰が可能だった』という雰囲気もある。しかし、明らかな事実は、NPBよりもKBOリーグで好成績を収めた外国人選手たちが、最近大リーグ球団の関心を爆発的に集めている点だ」とし、こう続けた。「ポンセとアンダーソンも日本では平凡な選手のひとりに過ぎなかったが、KBOリーグでレベルアップした実力を認められた後、大リーグの関心を引きつけた。徹底した大リーグ球団が、それほど大規模な契約を提示したこと自体が、これを証明している」KBOリーグ同様に、NPBから大リーグに逆輸入したケースも多く、今オフは元DeNAアンソニー・ケイ投手(30)、元巨人のフォスター・グリフィン投手(30)らが大リーグに復帰した。米メディアの報道によると、ケイはシカゴ・ホワイトソックス、グリフィンはワシントン・ナショナルズとそれぞれ契約合意に至ったという。
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