「巨人は有能な人材を失った」桑田真澄氏、オイシックスCBOに電撃就任...チームの進化に高まる期待

   今季まで巨人の2軍監督を務めた桑田真澄氏が、オイシックス新潟アルビレックスBCのCBO(チーフ・ベースボール・オフィサー)に就任した。2025年12月14日に発表された。

  • 桑田真澄氏、オイシックスのCBCに就任(写真:スポーツ報知/アフロ)
    桑田真澄氏、オイシックスのCBCに就任(写真:スポーツ報知/アフロ)
  • 読売ジャイアンツの本拠地・東京ドーム
    読売ジャイアンツの本拠地・東京ドーム
  • 桑田真澄氏、オイシックスのCBCに就任(写真:スポーツ報知/アフロ)
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「指導者として申し分ない結果を出している」

   桑田氏は巨人のファームを率いて2年ぶりのイースタンリーグ優勝を達成したが、宮崎で行われたフェニックス・リーグ終了翌日に、球団側との話し合いで電撃退団が決定。フロント入りの打診を受けたが固辞した。

   巨人の元コーチは「1軍で活躍している若手が少ないことが2軍監督退任の理由として報じられていますが、森田駿哉、宮原駿介、笹原操希、三塚琉生などイキのいい若手を1軍に送り出している。ドラフト1位入団の石塚裕惺もファームで好成績をマークし、高卒1年目から1軍デビューを飾った。指導者として申し分ない結果を出していると思います。桑田さんを慕う若手が多かったですし、有能な人材を失ったと思います」と嘆く。

中・長期的視点でチーム編成、球団運営などに期待

   巨人を退団後の去就が注目されていたが、ファームに参入しているオイシックスのCBOに就任することが決定。NPBの球団でプレーを目指す選手たちを支える活動にやりがいを感じたのだろう。現場の指導だけでなく、中・長期的視点に基づいたチーム編成や球団運営など幅広い活動が期待されている。

   オイシックスは将来を嘱望される若手だけでなく、元阪神の高山俊、元巨人の陽岱鋼など1軍で実績のある選手たちが在籍。今秋のドラフトではイースタンリーグで最多勝、最優秀防御率、最高勝率の「3冠」に輝いた能登嵩都が阪神からドラフト5位で指名されたほか、牧野憲伸が中日の育成1位、知念大成が巨人の育成5位で指名を受けた。

   桑田氏がCBOに就任したことで、新たなメソッドが注入される。チームのさらなる進化が楽しみだ。

(中町顕吾)

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