雑貨・ファッション通販の「サン宝石」は2025年12月16日に公式サイトで、同社が販売するカプセルトイ「中二病が疼(うず)くリング」について、ディスプレイに実物の商品と色味が異なって見える商品画像を掲載したことや誇大表現で「お客様の誤解を招くこととなってしまいました」として謝罪した。
「商品ディスプレイのデザインや表現がお客様の誤解を」
サン宝石の公式サイトに公開されたディスプレイ画像によると、「中二病が疼くリング」は全8種類。中央にシルバーのリングの画像が8個並び、その周りにはシルバーのものとデザインは同じだがリング部分が黒に見える商品の画像がある。また、左にはリングを指装着した画像もあるが、そのリングも黒く見え、横には「消えろ!漆黒の悪魔め!」というコピーが入っている。
サン宝石は、「黒いリングが入っていないのではないか」との指摘が寄せられたとし、「当該商品はガチャのカプセル内に実在しております。しかしながら、弊社の商品ディスプレイのデザインや表現がお客様の誤解を招いてしまいました」とした。
発表によると、「中央の8種の商品画像に写っている物が『全8種』の内容」という。しかし、中央の商品画像のほかに「色味が異なるように見える商品画像を掲載してまったこと(原文ママ)や『漆黒』という誇大表現を用いたことで、お客様の誤解を招くこととなってしまいました」と説明した。
黒く見える商品を「当たり」と認識して「当たりが入っていない」とする問い合わせがあったようだ。サン宝石は「お客様が、アタリと認識された当該商品は『アンティークメッキ』という加工を施しており、メッキのかかり方によっては『黒』というよりも『シルバー』に近い色味に見えるものが生じます」とし、次のように誤解を招いた原因を説明した。
「中央の写真では、シルバーカラーに近い色味の写真が掲載されておりますが、周辺に掲載した写真では『完全な黒』であるかのような強調した表現を用いており、実物と画像の印象が著しく異なることにより、『当たりが入っていない』と感じさせてしまいました」
また、「お客様の誤解を招くような表現の商品を販売してしまい、誠に申し訳ございません」と改めて謝罪し、「今後は、実物の色味や質感を正確にお伝えできるディスプレイ・画像表現を徹底することを固くお約束いたします」「頂戴しました厳しいお言葉を真摯に受け止め、二度とこのようなご迷惑をおかけすることのないよう、全社を挙げて改善に努めてまいる所存です」とした。
サン宝石の謝罪にXでは、「ここまで現品と違う画像が前面に押し出されてるのは普通に優良誤認案件なのでは。。。」「わざわざ光の加減が違うサンプル画像を背景統一で並べてるのは普通に嘘じゃない?」「返金対応するべきじゃないの?」など、厳しい意見が寄せられている。
「中二病が疼くリング」に関するお問い合わせの件(お詫びとご報告)
— サン宝石(公式) (@sunhoseki) December 16, 2025
この度は、「中二病が疼くリング」に関しまして、全種コレクトできないという点で、多くの方をご不快にさせてしまいましたことを、深くお詫び申し上げます。… pic.twitter.com/nLGjd3zwqT