配偶者との生活習慣や価値観の違いから離婚をする夫婦もいることから、2025年12月17日放送のバラエティー番組「ホンマでっか!?TV」(フジテレビ系)はストレスなくパートナーと長続きする方法をレギュラー評論家陣とともに考えた。夫婦間でルール「お互いの考えにズレが生じ始めた証拠」マーケティング評論家の牛窪恵さんは「いろんな調査をみると、家庭内のルールは決めない方が円満にいく可能性が高い」と話した。ルールを決めると自分の持ち場のみを意識して家庭全体の様子がみえなくなりやすいのだという。意思決定評論家の本田秀仁さんは「夫婦間でルールが作られ始めるのはお互いの考えにズレが生じ始めた証拠」と指摘。ルールを作らなくていい状況というのは、お互いの意見や行動が一致しているからだと説明した。それに反応したのは、お笑いコンビ「ロッチ」の中岡創一さんだ。13年間つきあった女性と結婚、現在結婚1年目という立場。「13年間ルールなんてなかったのに結婚してだんだんルールができてきた。(中岡さんが)ケガをして家にずっといた時期があったが、僕が弱っている時期にルールが決められた」と話すとスタジオは大爆笑だ。そのルールの一つが、玄関での靴の並べ方。玄関に向かって置くのではなく両端にかかと部分をつけるようにそろえるルールが設定され「はきづらい」と中岡さん。ゲストで結婚生活23年の野々村友紀子さんは「(中岡さんの妻が)今まで我慢してきたんじゃないかな。結婚して2人の家になったから自分のやりたい形をつくった。黙ってやった方がいいで」と中岡さんにアドバイスした。ゆるゆるルールにするのが家庭円満のコツ家庭問題を専門的に取り組む弁護士で、離婚問題評論家の白井可菜子さんはルールを作るにしても、ゆるめのルールの方が家庭はうまくいきやすいと話した。夫婦で決めたルールなのに相手が守ってくれないと離婚につながるケースもあるのだという。それを聞いた中岡さんは、ゴミ箱にビニール袋を入れ、底に新聞紙を敷くという「もう一つの夫婦間のルール」を紹介した。さらに「無言のプレッシャーになっている」と前置きして、「テレビのリモコンを自分の手元に置いているのが、いつの間にか(自分より遠い)奥に置かれている」と話して再びスタジオの爆笑をかっていた。本人は大変かもしれないが、「ルール」をネタにしたほほえましいコントのようでもある。(ジャーナリスト佐藤太郎)
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