京成本線・押上線が乗り入れる青砥駅(東京都葛飾区)で、2025年12月16日に、駅構内の天井材が一部落下していたことが分かった。京成電鉄が取材に明らかにし、「駅をご利用のお客様にはご不安とご心配をおかけいたしまして、誠に申し訳ございません」と謝罪した。3月にリニューアルしたばかり「今後は落下防止措置の強化等を検討」青砥駅は「地球環境に配慮したサステナブルな駅」をテーマにリニューアル工事が行われ、3月26日にお披露目式典が開催されたばかり。改札を出てすぐの通路天井には、細い木材で麻の葉模様が形作られたような、組子風のパネルが張られていた。しかし、これが1畳分ほど抜け、奥の白い天井があらわになった目撃情報が拡散。Xで「装飾されキレイになったと思ったらこれ落ちたのですか」「京成大丈夫っすか...原因は真上に電車が走ってるから振動で落ちたとか?」「あぶねー」といった声が広がった。京成電鉄は18日にJ-CASTニュースの取材に応じ、実際、青砥駅で同16日18時20分ごろに「天井材の一部が落下する事象」が生じたと答えた。「幸いにも、お客様を含む第三者への被害はございません。原因につきましては、天井材の落下防止措置が十分でなかったことと推定しております」と説明している。その後の対応は、「事象発生当日中に、同じ仕上げの天井材につきましては撤去を完了いたしました。今後は落下防止措置の強化等を検討の上、再発防止策を徹底してまいります」。今回の事案は「駅をご利用のお客様にはご不安とご心配をおかけいたしまして、誠に申し訳ございません」と受け止め、「なお、当社線の他の駅舎におきましては、同様の仕様の箇所はございませんでした」とも伝えた。
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