元毎日・岡田悟議員、オフレコでも「重要性や深刻さを勘案して報じる場合」
「オフレコ破り」に理解を示す声もある。立憲民主党・岡田悟衆院議員は19日、「オフレコでも内容の重要性や深刻さを勘案して報じる場合があります。政治家や政府高官ならそれを十分に踏まえた上で、記者にどう伝わり、記事や論説に明に暗にどのように影響するかを計算して発言するものであり、発言内容への責任は政府側にあります」と説明し、政府側を問題視している。岡田氏は毎日新聞社やダイヤモンド社で記者経験がある。
オフレコであっても発言は許されない、という角度の批判もある。共産党・山添拓政策委員長は18日、発言を「政府が掲げているはずの核廃絶と完全に逆行し高市政権のタガが外れた暴走があらわ」と批判し、発言者の名前が報じられていないことを「オフレコゆえか」と指摘。その上で、「しかしこの逸脱はいかなる場面であれ断じて許されない」とした。
立憲民主党・米山隆一衆院議員も同日、「日本が核を保有する事はNPT体制に反し、何より最大の同盟国アメリカが許しません」とした上で、「オフレコだろうが政府高官が記者のいる所でこんなことを口にしたら、それが伝わって日本批判の口実となり、最悪国際問題になりかねない事に思い至らないのは余りに欠落しています。残念です」と述べた。