「こんなことをするロウリュは、聞いたことがない」
塩サウナを運営するゆるうむの支配人は12月26日、J-CASTニュースの取材に対し、こう答えた。
「サウナにあるテーブルに塩が盛ってあるのですが、それを手のひらいっぱいにすくって置いたのだと思います。なぜこのような行為をしたかは、よく分かりません。サウナストーンに塩を置いても、何の効果もないんですが......。こんなことをするロウリュというのも、聞いたことがありません」
今回の被害については、スタッフで清掃作業を行うなど、手間と時間がかかったとした。
施設がオープンしてから、塩サウナでは、10回ほどこうした被害に遭っており、施設では、サウナストーンに塩を置かないでほしいとする注意書きの掲示を館内の数か所で出しているという。
それでも被害が続き、8月には、女性用の塩サウナで同様な行為があり、石を載せたストーブに塩がこぼれ落ちて壊れてしまった。ストーブ内に塩が入り込むと、加熱部品のエレメントで電気の絶縁が起きてしまったりするという。ストーブの入れ替えには、50万円以上かかったと支配人は明らかにした。
「過去の被害は、いずれもどんな方がされたのか分かっていません。サウナ内に防犯カメラを置けませんので、特定することは難しいです。以前は、ストーブの周りにガードを設置していましたが、それでも塩を置かれました。その後にガードを外しましたが、今回のことがあって、またガードを設置しています。これ以上被害が出ますと、塩サウナを止めざるを得ないかもしれませんね」
(J-CASTニュース編集部 野口博之)