大みそか恒例のNHK紅白歌合戦で司会を務める綾瀬はるかさん(40)、有吉弘行さん(51)、今田美桜さん(28)、鈴木奈穂子アナウンサー(43)が2025年12月30日のリハーサル後、報道陣の取材に応じた。紅白では今田さんが主演した25年上半期の連続テレビ小説「あんぱん」のスペシャルステージが予定されている。ドラマ仕立てになっているといい、リハーサルを見た有吉さんは「泣きそうでした。めっちゃ良かったね」「『あんぱん』全部見てない僕でも感動した」と太鼓判を押していた。「ちょっと底冷えがするんですよね、NHKって」3年連続で司会を務める有吉さんは、「過去2年よりすごい紅白になるのではないか」と自信を見せつつ、「打ち合わせとか本(台本)読みとかやっていると、ちょっと底冷えがするんですよね、NHKって。女性陣は薄着ですし心配。もうちょっと暖房を強めにしてほしい」と注文し、会見場を笑わせた。綾瀬さんは6年ぶりの司会だ。6年前と比べて司会の待機場所が広くなっていたりと「『こうなったんだ』ということがたくさんあった」そうだ。過去の経験を生かしながら、「だんだんいろいろ思い出してきて、前よりもちょっとだけ経験がある分、分かるところがあるなと思ったりして...ですが、始まりはすごく緊張して......。なので、余裕と緊張感で、いい具合です!」と意気込んだ。初司会の今田さんは次のように話し、慌ただしい舞台裏を新鮮に受け止めていた。「こんなに、本当にバタバタなんだというのを実感しております。こんなにも、裏で走ってるんだな、というのをリハーサルで感じました。それくらい、ステージもそうですし、裏でも紅白というところを楽しませていただいております」今田さんが出演する「あんぱん」スペシャルステージでは、今田さん、河合優実さん(25)、原菜乃華さん(22)の「朝田三姉妹」で「東京ブギウギ」などを披露する。「あんぱん」出演者に再会するのは半年ぶりで「みんなに会えてホッとしました」。リハーサルを経て「私自身も、明日の本番が『あんぱん』ステージを含めて、楽しみになった」と話した。ステージはドラマ仕立てになっているといい、有吉さんは「僕は、『あんぱん』のドラマで泣きそうでした。めっちゃ良かったね。めっちゃ良かった」「『あんぱん』全部見てない僕でも感動した」と激賞していた。2年連続で司会を務める鈴木アナは、「去年よりは少し余裕が出て、リハーサルの歌を楽しみつつやっているところはある」。司会3人がモニターを見ながら談笑する場面を見かけるといい、「とても微笑ましくて、すごくいいチームワークだと感じている」そうだ。波紋広げたaespaは「お三方で精一杯パフォーマンスしていただきたい」火種を抱えた出演者もいる。初出場の韓国の4人組ガールズグループaespa(エスパ)だ。中国人メンバーのニンニンさんが22年に「きのこ雲」をかたどったランプの写真に「かわいいライトを買ったよ」というコメントをつけてSNSに投稿したことが、原爆を想起させるとして批判を呼び、出場辞退を要求するオンライン署名が起きている。こうした中、aespaの所属事務所は29日、投稿について「特定の目的や意図はございませんでしたが、さまざまなご懸念を生じさせるものでした。今後はより細心の注意を払ってまいります」などとする文書を発表。この中で、ニンニンさんはインフルエンザ感染が確認されたとして、他の3人のメンバーで出場するとことを明らかにしていた。この経緯について見解を求められた製作統括の篠原伸介チーフプロデューサーは、「所属事務所の方からニンニンさんの体調不良より、お三方で出場されたいという申し出があり、その申し出を受け入れさせていただいた」「お三方の出場、体調不良ということはやむを得ないことだと思うので、お三方ご出場されるということで、お三方で精一杯パフォーマンスしていただきたい」と話した。(J-CASTニュース編集委員兼副編集長工藤博司)
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