ロックバンド「RADWIMPS」の元メンバーでギタリストの桑原彰さんが2025年12月30日、バンドへの思いをXにつづった。
「みんな過大評価しすぎなんだよな」
24年10月17日にRADWIMPSから脱退していた桑原さん。脱退の理由については、バンドの公式サイト上では「メンバー間において少しずつ考え方や想いに相違が生まれ」と説明されていた。
一方、桑原さんは脱退後にXでたびたびRADWIMPSについて言及している。
25年1月13日には「昨年のアリーナツアー1公演あたりのギャラが少な過ぎて体調悪くなってきた。運良ければパチンコで1日で稼げる額です」などと投稿。2月17日の投稿では、バンドの「アンチ」を自称しつつ「でもギターとドラムとベースは最高である! 歌入ってない楽器隊だけのやつも出してほしい!」と主張した。
19日には「別にもといたバンドを卑下するつもりはなかったけどみんな過大評価しすぎなんだよな」とした上で、「ドームツアーもチケット売れてなくてコロナのおかげで恥かかずにすんだし 昨年のワールドツアーもチケット余りまくってた国結構あったし」「みんなが思ってるほど求められてないのよ」などと明かしていた。
「俺が脱退したことが20年近くの活動で唯一最初で最後の意思表示だ」
桑原さんが所属していたバンド・RADWIMPSをめぐっては、27日のライブ「RADWIMPS 20th ANNIVERSARY LIVE TOUR」ファイナル公演に、15年9月から無期限休養を発表していたドラマーの山口智史さんが出演。
筋肉のこわばりにより身体を思うようにコントロールできなくなる病気「ミュージシャンズ・ジストニア」の発症を理由に活動を休止していた山口さんだが、声でドラムを鳴らす「VXD」という新たな技術を用いて、約10年ぶりとなるバンドでの演奏を行った。
ライブ後、バンドのファンが「桑原彰氏にも帰ってきてもらって4人の姿見たかったけどな」などとXに投稿。桑原さんはこの投稿を引用し「あやまるわけない」と断言した。
「俺が脱退したことが20年近くの活動で唯一最初で最後の意思表示だ。あんな所戻るならガーシーと刑務所いた方が絶対たのしい」とした。
「嫌いだけどなるべく話題になるように仕向けて荒稼ぎじゃ」
続く投稿では、「個人的には長い目で見ると自分抜きでも活動してもらっていたほうが過去曲の再生数も稼げるし収入も安定する」として、「炎上」への思いを明かした。
「向こうも俺が居ない方が気持ちよく音楽ができてたくさん曲もできて稼げて事務所も安定する。ファンの人はこれからもバンドの新曲が聴ける。ライブにも行ける。まさにみんなwin-winの戦略的撤退なのである。だから嫌いだけどなるべく話題になるように仕向けて荒稼ぎじゃ」
桑原さんの投稿には、「最初で最後の意思表示って事は桑さんずっと我慢してたんだね、、、もっと話し合えたらよかったなぁ! あんな所と言わないで、ライブの時の笑顔めっちゃ幸せそうで素敵でしたよ」「稼げる稼げない、話題になるならないで考えたらそうかもしれないけど、あなたのいないRADWIMPSは生姜を抜いた生姜焼きみたいなもんなのよ」など、複雑な思いをつづるファンも少なくない。
なお、桑原さんは「くわちゃんが戻ってくる可能性ってまじで0なのかな」との投稿に、「0.0ミリだね」と反応している。
あやまるわけない。俺が脱退したことが20年近くの活動で唯一最初で最後の意思表示だ。あんな所戻るならガーシーと刑務所いた方が絶対たのしい。 https://t.co/QyE6DwKjzX
— 桑原彰(元オフィシャルアカウント) (@kuwakuwakuwa444) December 30, 2025