前橋出直し市長選、小川晶氏は第一声で謝罪...支援者から大きな拍手 「お騒がせ」でも伊東市と異なる様相

   小川晶前市長の辞職に伴う群馬県前橋市長選が2026年1月5日、告示された(12日投開票)。出直し選に臨んだ小川氏は第一声で、辞職の原因となった不祥事について改めて謝罪し、市長選への意気込みを語った。

   会場となった選挙事務所には40人超が訪れ、小川氏の演説や選挙カーの出発時には大きな拍手が起こった。支援者の1人は取材に、「信じられないような失敗をしましたけれど、本人も心から反省している様子はみんなわかっている」と話した。

  • 前前橋市長の小川晶氏
    前前橋市長の小川晶氏
  • 前伊東市長の田久保真紀氏
    前伊東市長の田久保真紀氏
  • 小川氏の事務所にて。達磨に目を入れる場面もあった
    小川氏の事務所にて。達磨に目を入れる場面もあった
  • 小川晶氏の第一声の様子
    小川晶氏の第一声の様子
  • 前前橋市長の小川晶氏
  • 前伊東市長の田久保真紀氏
  • 小川氏の事務所にて。達磨に目を入れる場面もあった
  • 小川晶氏の第一声の様子

「もう二度と市民の皆さんの信頼を裏切らない」

   小川氏をめぐっては、NEWSポストセブンが9月24日配信の記事で、既婚の男性部下と複数回ラブホテルを訪れていたと報じた。小川氏は同日の会見で、ホテルに行ったことを認めた上で「場所が極めて不適切だった」と謝罪。一方で、「男女の関係はありません」とし、その職員には「公私にわたる相談に乗ってもらっていました」と釈明した。その後、小川氏は11月27日付けで市長を辞職した。

   小川氏は、出直し選の第一声で、「今回の私の行動により、市民の皆様にご心配とご迷惑をおかけしてしまったこと、出直し選挙をやらなければいけない状況になってしまったことについて、改めてお詫びを申し上げます」と謝罪。

   さらに、「今回自分が起こしてしまった失敗によって、もう二度と市民の皆さんの信頼を裏切らないんだと。市民の皆さんのために、前橋のために、自分自身の人生をかけて働いていくんだという覚悟も、誰にも負けません」と訴えた。

   「本来、選挙であれば『ぜひ応援してください』と、『皆さんの1票を託してください』とお願いするところですが、今回、私は簡単にその言葉を言える立場ではないと思っています」とし、「これからの私の行動と決意を見ていただいて、働きを見ていただいて、もう一度、小川にこの前橋市を託していいのかどうか、皆さんの目で厳しく判断をしていただいて、そして1月12日に皆さんの投票をしていただけたらというふうに思っています」と呼びかけた。

   政策については、保育料の負担軽減やどんな子どもも安心できる学校づくりといった子育て支援や、教員の多忙化解消、新規就農者支援やマルシェの拡充といった農協支援などの政策を伝えた。

「お騒がせ」で共に注目集めた田久保氏と違い...支援の声は大きく

   25年にスキャンダルが原因で市長職を失った女性市長としては、静岡県伊東市の前市長・田久保真紀氏がいる。田久保氏をめぐっては、市の広報誌に「東洋大学法学部卒業」と記載していたが実際には「除籍」だったことが問題に。市議会による2度の不信任決議案を経て、25年10月31日に失職。12月14日に行われた市長選に再挑戦したが、落選した。

   近い時期に市長職を失い、その後の市長選にも立候補を表明した2人は、「お騒がせ女性市長」として注目を集めためたが、市民からの支援の様子は異なっている。

   25年12月7日に行われた田久保氏の第一声には、支援者よりも報道陣の方が多く詰めかけていた。応援に駆け付けた議員も、片桐基至市議会議員1人だった。

   一方、小川氏の選挙事務所には、議員や選挙事務所関係者、支援者など合わせて40人超が訪れており、第一声や選挙カーの出発時には大きな拍手が鳴っていた。また、「頑張れー!」といった声援も飛んでいた。

   J-CASTニュースの取材に応じた支援者の女性は、辞職するまでの小川氏の仕事ぶりを評価し、「信じられないような失敗をしましたけれど、本人も心から反省している様子はみんなわかっているので、もう一度、仕事をしてほしいと思っています」と話した。

   小川氏以外にも元群馬県みどり市議の海老根篤氏、元前橋市議の店橋世津子氏、弁護士の丸山彬氏と、ほか1人の立候補が報じられており、5人による選挙戦が展開される。

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