2026年1月5日に告示された群馬県前橋市長選(12日投開票)で、前橋市議会の自民系2会派が支援することにしたのは、政治家としてのキャリアはゼロの弁護士・丸山彬氏(40)だ。
今回初めて市長選に挑戦する丸山氏の妻は、J-CASTニュースの取材に、「政治家の妻として嫁いだわけじゃないので不安もある」としつつ、「人間として、市のトップとして、自分はこうしたいという1本筋の通ったところだけは、どんなことがあってもぶらさないでほしい」と丸山氏への期待を涙ながらに語った。
「当初は非常に複雑な思い」も...支援者に触れ共感するように
丸山氏は、公式サイトによると、前橋市生まれの2児の父。前橋高校、慶應義塾大学経済学部、明治大学法科大学院を経て、市内の法律事務所の三代目として、弁護士を務めている。
5日の街頭演説や出陣式では、丸山氏の隣には妻が常に寄り添っていた。
街頭演説では、丸山氏の妻も街頭演説でマイクを手にした。妻は、「家族としては、今回の挑戦にあたり、当初は非常に複雑な思い」だったと明かしていた。しかし、支援者らと話すなかで次第に夫の思いに共感するようになったという。「厳しい戦いになるとは思っていますが、どうか皆様のお力を貸しいただき、丸山彬のことを少しでも多くの人に広めていただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします」と頭を下げた。
不安から丸山氏を応援する気持ちへと変化した理由について、妻はJ-CASTニュースの取材に、「彼(丸山氏が)声を上げたことに対して、これだけ多くの人が協力を名乗り出てくれて、皆さん完全にボランティアでやってくださっている......その皆様の姿を見て、皆さんの思いを感じたら、もう当選してもらうしかないなと」と話した。支援者への思いに涙を浮かべる場面もあった。出陣式には、国会議員、群馬県議、前橋市議や支援者など100人近くが応援に駆け付けていた。
「政治家の妻として嫁いだわけじゃないので、やっぱり変わっていってしまうんじゃないかみたいな不安もあるんですよ」としつつ、丸山氏に対して期待したいこととして「人間として、市のトップとして、自分はこうしたいという1本筋の通ったところだけは、どんなことがあってもぶらさないでほしい」と語った。
意気込みを尋ねると、「言葉にできないんですけど、ぽっと出てきて『お願いします』というのも、恐れ多すぎることは分かっていますが、夫だったらより良い前橋を作っていけると私も保証をいたしますので、皆様の力を貸していただければと思っています」と市民へ訴えかけた。
丸山氏は街頭演説で、「私の大好きな前橋が今、全国から笑われてしまっています」「子どもたちに恥ずかしい歴史を残したくない」として、「一度この前橋をちゃんと立て直していきたい」と述べた。また、「前橋を思う気持ち、勇気、そして若いエネルギーは誰にも負けません」と訴えた。
前橋市長選は、25年11月27日の小川晶前市長の辞職に伴い行われる。小川氏をめぐっては、NEWSポストセブンが9月24日配信の記事で、既婚の男性部下と複数回ラブホテルを訪れていたと報じた。小川氏は同日の会見で、ホテルに行ったことを認めた上で「場所が極めて不適切だった」と謝罪。一方で、「男女の関係はありません」とし、その職員には「公私にわたる相談に乗ってもらっていました」と釈明した。
市長選には、丸山氏、小川氏以外にも元群馬県みどり市議の海老根篤氏、元前橋市議の店橋世津子氏、高橋聡哉氏の立候補が報じられており、5人による選挙戦が展開される。