自民党の長島昭久衆院議員が2026年1月7日、週刊文春による報道を受け、Xで声明を公開した。弁護士の紀藤正樹氏は長島氏の声明に「敬服」した上で、旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)を脱会するきっかけになったという「看過し得ない矛盾と疑問」とした部分について、さらなる説明を求めた。「学友に熱心な者がおり、信頼する友人が信ずる世界にも興味を持ち」長島氏をめぐっては、週刊文春オンラインが同日、「〈極秘文書入手〉『(統一教会の)マッチングを受けました』自民党・長島昭久前首相補佐官が"合同結婚式"を挙げていた」との記事を公開し、長島氏が旧統一教会からの応援を受けていたと伝えた。長島氏は【『週刊文春』報道を受けて】として自身のXを更新。「40年近く前の学生時代のこととはいえ、多くの皆さまにご心配をお掛けしてしまい申し訳ない思いでいっぱいです。政治家としての説明責任を果たす意味から、以下に事実関係を認めましたので、どうぞご一読ください」として、文書を公開した。学生時代に政治を志したという長島氏は、「国際政治、とりわけ米ソ冷戦の中で反共思想に関心を持ち、明確なビジョンを示していると感じた国際勝共連合の集会に足を運ぶようになりました(40年近く前)」と説明。当時は多くの保守系国会議員が関わっていたといい、「考え方に共鳴し若い正義感に燃え、熱心に集会に参加するようになりました」と振り返った。その後、旧統一教会との関係についても知るようになり、「学友に熱心な者がおり、信頼する友人が信ずる世界にも興味を持ち、教会の集まりにも参加するようになりました」という。「看過し得ない矛盾と疑問を感じ、二人で脱会しました」長島氏は「そこで、現在の妻と出会いました」とした一方で、「その後様々な社会問題等が起こり、看過し得ない矛盾と疑問を感じ、二人で脱会しました(30年以上前)。それ以降は一切の関係を絶って今日に至っております」と説明した。結婚式については、「結婚式は、お世話になっていた都議会議員の媒的で大学同期はじめ知人・友人に祝っていただきました。したがって、この間に組織的な関係もなく、選挙でこちらから応援を依頼したこともありません」と主張。マッチング家庭だったという過去は認めた上で、「『最近再び我が団体に繋がり始め、我々からの応援を受けました』という点ではこちらから応援を依頼し応援を受けた事実もありません」と否定している。「先生の教団への立場を明確にしていただければ」紀藤氏は長島氏の投稿を引用し、「長島先生。説明責任を果たすご努力敬服致します」とした。一方で、「そのうえで『看過し得ない矛盾と疑問』についてご説明いただければ幸いです」とし、脱会に至った理由について、より具体的な説明を求めた。「韓国発の統一教会が日本にもたらした被害は甚大ですので、先生の教団への立場を明確にしていただければ、おのずから先生への誤解はないと思います」とも指摘。「そもそも論として統一教会を脱会した元信者や被害者を非難すること自体がおかしいことです」とも書いている。
記事に戻る