韓国スポーツメディア「スポーツ朝鮮」(ウェブ版)が2026年1月13日、大リーグの特集記事を組み、米メディアが韓国プロ野球(KBO)リーグを酷評したことに不満をあらわにした。
「NPBは大リーグとマイナーリーグ3Aの間」
同メディアは、米スポーツメディア「ジ・アスレチック」(ウェブ版)が報じた記事を紹介。「ジ・アスレチック」は、ここ最近、大リーグの投手が日本と韓国に活路を見出す動きが活発化していることをテーマに記事を展開した。
記事では、日韓のリーグ経験者が大リーグに復帰するケースが増えたことを指摘し、復帰した投手に対して、スカウトら大リーグ関係者が懐疑的な目を向けているとした。
その中で、あるスカウトは日韓のプロリーグに関して「NPB(日本プロ野球)は大リーグとマイナーリーグ3Aの間、KBOはマイナーリーグ2Aレベルに近い」と評価したという。
「スポーツ朝鮮」は、「ジ・アスレチック」の評価に対して、「エリック・フェッド、メリル・ケリー、クリス・フレクセンなど、KBOからの逆輸出成功事例は複数存在するが、米国においてKBOリーグは依然として高水準のリーグとして認識されているわけではない」と不満を示した。
記事では、KBOリーグに対する米メディアの評価は低いものの、今オフ、KBOリーグから大リーグに復帰した事例を挙げた。
大きな注目を集めたのは、KBOリーグの25年シーズンMVPコディ・ポンセ投手(31)だ。25年は29試合に登板して17勝1敗、防御率1.89を記録。最多勝、最優秀防御率、最多奪三振のタイトルを獲得した。
ポンセはブルージェイズと3年3000万ドル(約47億円)
オフにはトロント・ブルージェイズと3年3000万ドル(約47億円)の契約を結んだ。
「スポーツ朝鮮」は、「なぜ大リーグ球団は2Aレベルで成功した選手たちに、かなりの大金を投じて獲得したのか。それは、アメリカでプレーしていた頃と比べて変化が見られたからだ」と分析し、こう続けた。
「大リーグで確固たる地位を築けなかった選手たちにとっては、韓国や日本への挑戦が、はるかに良い選択肢となり得る。マイナーリーグよりはるかに良い待遇を受け、何よりも安定した登板機会が多いからだ。体力を鍛えながら球速向上の効果も狙え、球種を追加するなど様々な試みもできる。外国人選手たちは、もはやKBOリーグを軽視したり、韓国行きの提案をただ不快に受け止めたりはしない」
今オフ、ポンセの他に、KBOリーグからライアン・ワイス投手(31)、ドリュー・アンダーソン投手(31)らが大リーグに復帰した。
「スポーツ朝鮮」によると、ワイスは、ヒューストン・アストロズと単年260万ドル(約4億1000万円)、アンダーソンは、デトロイト・タイガースと単年700万ドル(約11億円)の契約を結んだという。