韓国メディア「中央日報」(ウェブ版)が2026年1月21日、韓国出身の元大リーガー、チュ・シンス(43)の特集記事を組み、26年米野球殿堂入りを巡る記者投票で獲得した票を「価値ある3票」と評した。得票率5%に届かず27年以降の選出資格失う米野球殿堂は21日(日本時間)、全米野球記者協会(BBWAA)の記者投票で決まる26年の殿堂入り選手を発表した。シアトル・マリナーズ、テキサス・レンジャーズなどでプレーしたチュ氏は、資格初年度となる今回の投票で3票に終わり、得票率5%に届かず、27年以降の選出資格を失った。チュ氏は、韓国プロ野球(KBO)を経ずに大リーグに挑戦した。00年にマリナーズと契約し、05年に大リーグデビューを飾った。大リーグでは、クリーブランド・ガーディアンズ、シンシナティ・レッズ、テキサス・レンジャーズでプレーし、22年から3年間、KBOリーグでプレーした。大リーグの通算成績は、打率.275、218本塁打、782打点。出塁率と長打率を合わせたOPSは.824だった。218本塁打は、大谷翔平選手(ドジャース、31)に抜かれるまで、大リーグのアジア出身打者の最多記録だった。韓国プロ野球のレジェンドであるチュ氏。「中央日報」は、「チュ・シンスの価値ある3票」とのタイトルで、今回の投票結果を報じた。記事では「チュ・シンスは、最低得票率に届かず候補資格を失ったものの、韓国人として初めて殿堂入り候補に名を連ねた。このことは非常に意義深いことだ」とし、こう続けた。「韓国人選手として意義ある足跡を残し美しい退場を果たした」「チュ・シンスの功績は大きく、大リーグの舞台を先に駆け抜けたパク・チャンホ(52)やキム・ビョンヒョン(47)らも成し得なかった快挙だ。予想通り、今回の投票では候補資格維持のための得票率下限(5%)を超えられなかったが、それでもアジア選手として3票の支持を得た点は大きな収穫として残った。歴代アジア人大リーガーの中で、殿堂入りメンバーは日本の鈴木一朗(53)が唯一である」韓国メディア「OSEN」(ウェブ版)は、「韓国人として初めて殿堂入り候補に名を連ねたチュ・シンスの挑戦は、1年で幕を閉じた。しかし、韓国人選手として意義ある足跡を残し美しい退場を果たした。そもそも、殿堂入り候補に名を連ねられること自体が光栄なことだ。それだけ大リーグで存在感を示さねばならないからだ」と報じた。米野球殿堂の候補者は、大リーグで10シーズン以上プレーし、現役引退から5年以上経過した選手の中から選出される。得票率75%以上を記録した選手が殿堂入りする。得票率が75%に満たなかった選手は、得票率が5%以上であれば、翌年も候補に残るが、得票率が5%未満の場合、BBWAAの投票による殿堂入りの資格を失う。
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