プロ野球楽天の元監督で野球解説者のデーブ大久保氏(58)が、2026年1月28日にユーチューブを更新し、「ゾンビたばこ」と呼ばれる指定薬物「エトミデート」を使用したとして、医薬品医療機器法違反の疑いで27日に逮捕された広島・羽月隆太郎容疑者(25)について自身の見解を示した。「プロ野球選手には、何億円も稼ぐ選手が先輩にいる」報道によると、羽月容疑者は25年12月16日ごろに国内でエトミデートを若干量使用したという。エトミデートは、海外で鎮静剤や麻酔導入薬などで使用されている医薬品成分だが、国内では未承認となっている。摂取した際に手足がけいれんするなど健康被害が起こるおそれがあるため、25年5月に厚生労働省によって正式に規制薬物に指定されている。羽月容疑者の逮捕を受け、広島の新井貴浩監督(48)は、球団を通じて、次のようなコメントを発表した。「この度、当球団の選手が逮捕される事態となり、監督として大変重く受け止めております。関係者の皆さま、そして日頃より応援してくださっているファンの皆さまに、多大なるご心配とご迷惑をおかけしましたことを、心よりお詫び申し上げます。事実関係につきましては現在捜査中であり、詳細なコメントは差し控えさせていただきますが、チームの一員として自覚を欠いた行動であり、非常に残念な気持ちです。チームとしてもこの事態を真摯に受け止め、再発防止に向けて指導を徹底してまいります」(原文ママ)プロ野球界の激震が走った今回の逮捕劇。選手、監督、コーチとして球界に長く携わってきた大久保氏は、今回の事件に関して、自身の経験を踏まえ見解を示した。大久保氏は「プロ野球選手には、何億円も稼ぐ選手が先輩にいる」と切り出し、次のように語った。寮生活の教育で大事だったのは「絶対にタニマチをつけるな」「そうすると、普通の人ならいけない銀座のクラブとかに行きます。僕たちの時代も、先輩に銀座に連れて行ってもらった。そこで先輩たちが使うお金にはびっくりする。2軍にいようと、1軍の選手が連れて行ってくれるので、金銭感覚が狂います。そして、野球ファンは日本に非常に多い。そうすると、2軍でありながらもみんながチヤホヤしてくれる。はっきり言って調子に乗ります。まずここから狂っていく」そして、自身の現役、監督時代の経験をもとに、こう続けた。「先輩たちと行く店。銀座、赤坂、六本木といった高級なクラブ。高卒でプロ入りした選手が、すぐこういう付き合いができると、まともな金銭感覚になりますか?これは非常に教育が大変です。2軍監督をやって本当に感じました。バイトして1時間、1500円くらいのお給料で頑張る人たちの気持ちが分からなくなる」大久保氏は現役引退後、1軍で監督、打撃コーチなどを歴任し、2軍監督も経験。西武時代の09年にはフロント入りし、編成を務めた。このような経験をした上で、「社会人、大卒、高卒では確実に違う」とし、次のように持論を展開した。「だから高卒の選手には、非常に厳しい寮生活を強いる。今回の事件を受け、これは非常に大事なことだと感じました。西武は当時、高卒選手は入団から5年間は寮を出られません。5年間、教育を受ける。この中で1番大事だった教育は、『絶対に(金銭など援助する)タニマチをつけるな』ということだった」大久保氏は最後に「人生でお金をくれるとか、甘いことはない。人に世話にならないことをやらなければ、絶対に間違いが起きる」と言葉に力を込めた。
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