「性欲を満たすための要求」は量刑がぐっと高くなる
ゲストの元東京地検特捜部副部長の若狭勝さんは次のように話した。
「私も贈収賄事件をかなり手がけたが、(贈賄側が収賄側を)訴えるというのは本来まれだと思う。普通は賄賂を贈った方は内緒にしているから端緒をつかむのが難しい。こういう形で積極的に訴えること自体非常にまれ。東大側が調査した限りでも1千万円近くの接待額に及んでいる。同じ贈収賄でもまれな悪質さで、しかも性風俗の接待というのも非常に悪質だと思う。もともと贈収賄事件というのは、人の欲望を満たすようなものを差し上げるというところに賄賂としての悪質性がある。普通は金銭欲を満たすために現金のやりとりが多いが、性風俗の接待は(佐藤容疑者が)性欲を満たすために要求していて、今回の案件はこれがあることによって量刑がぐっと高くなる可能性がある」
八代さんは「普通、人は誰しも羞恥心があるので、収賄したお金を性風俗に使うことにしていればバレないという風に思うのだが、この教授の悪質なところは、性風俗を(日本化粧品協会側に)アレンジさせていることについての羞恥心を越えて、すべてについてアレンジさせている。もうタガがはずれている状態」とあきれる。
(ジャーナリスト 佐藤太郎)