「優先順位としてどうなのか」党首討論番組ドタキャンも遊説は行った高市首相 「1回しかなかった」討論だが

   高市早苗首相が手のけがの治療のため、NHKの党首討論番組をドタキャンしたことで、野党党首から「逃げた」と批判が出ている。2026年2月2日放送の「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)では、レギュラーコメンテーターの玉川徹氏(ジャーナリスト)が、「この番組でもいいから、党首討論をやり直してほしい」と提案した。

  • 高市早苗首相(2026年1月撮影)
    高市早苗首相(2026年1月撮影)
  • 首相官邸HPより
    首相官邸HPより
  • 高市早苗首相(2026年1月撮影)
  • 首相官邸HPより

その日の午後、地方の演説には駆けつける

   高市首相は1月31日の遊説で、「熱烈に支援してくださる方々と握手した際、手を強く引っ張られて痛めてしまいました」とXで報告、翌2月1日の午前中に「医務官の方に来ていただき、お薬を塗っていただき、しっかりテーピングもしていただきました」ということで、午前9時からのNHK「党首討論」特番の生出演はキャンセルした。ただ、午後の岐阜と愛知での応援演説には駆けつけている。

   「モーニングショー」月曜コメンテーターの猿田佐世さん(「新外交イニシアティブ」代表)は、「お怪我なさったのであれば、病院に行かれるというのも必要なことだと理解するんですけど」としながら、

「他の党の方々と政策をしっかり討論して、(略)国民に考える機会を与えて、投票日を迎えるというのもとても大事なことであって、応援演説にはすぐ行かれているということなので、優先順位としてどうなのかなと思う」

と首をひねる。

玉川徹「NHKの討論番組は、すごく大きな機会」

   司会の羽鳥慎一アナも「お怪我はやっぱり心配ですけどね。党首としての討論は聞きたかったなというところはあります」と残念がった。

   さて、今回の解散・総選挙に批判的な玉川氏はどう見たか。

「少なくとも公示後1回しかなかったチャンスですよね、他の党首と実際に討論するというのは。だから、NHKを使った討論番組っていうのは、すごく大きな機会だったわけですよ。治療しなければいけないというのはわかりますけど、討論番組の方が優先だったということであれば、遊説を止めたかもしれないですよね」

と、やはり優先順位が間違っていたのではないかと指摘した。

   そして、「(投票のための)材料を国民に提供して選んでもらうということでいえば、(略)ぜひこの1週間の間に、もう1回(党首討論番組を)設定してほしいって、僕は思っているんですよ。NHKがだめなら民放でもいいと思う。僕の気持ちとしては、この番組でやってほしい」と呼びかけた。たしかに、高市首相も出席する党首討論を見たい。手を挙げるテレビ局はないものか。

   ところで、手を痛めた直後の日英首脳会談で、高市首相は大きな手のスターマー首相とがっちり握手してたけど、痛くなかったんだろうか。

(シニアエディター 関口一喜)

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