海外の山は横に広く起伏が少ない、日本はとんがった山の間が谷
谷原さんは「コース外滑走とバックカントリーは違うのかなと思っていたけど、コースからいきなりバックカントリーに行くような文化が海外にはあるのですか」と聞く。成田さんは、
「バックカントリーというもの自体がコース外滑走のすべてを指します。バックカントリーと言うと、スキー板をかついで山を登ってから滑るというイメージがあるが、スキー場の管理区以外をすべるのもバックカントリーです」
と説明した。
事故が多い理由の一つとして、日本と海外の山に違いがある。成田さんは「海外の山は横に広く起伏が少ない。日本はとんがった山がたくさんあり、その間が谷になっておりそこで遭難してしまう」。
肝心の救助費用については、警察や消防など公的な救助活動は基本的に無料、民間やスキー場による救助は数百万円単位の費用を負担する可能性もある。成田さんは「現在の(ルールでは)救助はほとんど無料になってしまう。自らの意思で滑って救助された場合は全額自己負担にするべきだと思う」と話した。
禁止されている冬の富士登山でも救助費用は問題となっているが、同じ問題がスキー場でも起きている。
(ジャーナリスト 佐藤太郎)