外為特会でホクホクなのは、帳簿上の数字
首相が自慢する「外為特会の含み益でホクホク状態」という話にも、実は矛盾がある。
政府が持っている外貨の価値が円安で上がったとしても、その利益を実際に使うためには、持っているドルを売って円に替えなければならない。
しかし、政府が大量にドルを売れば、今度は一気に円高が進んでしまう。
つまり、首相が喜んでいる「円安メリット」を、自分たちの手で壊すことになる。
結局、この含み益は、借金の返済などには使えても、私たちの生活を直接助ける財源にするには非常にハードルが高い。
そもそも、この「利益」は国民の購買力が落ちた結果として帳簿上の数字が増えただけであり、国全体が豊かになったわけではないのだ。