口の中にできる吹き出物のような口内炎。この症状が舌がんと似ているために見分けがつきにくい。2026年2月13日の情報番組「ノンストップ!」(フジテレビ系)は最近若年層にも増えてきているという舌がんを話題にとりあげた。
日本口腔外科学会専門医の柴原孝彦さんは「舌がんは口内炎と症状が似ているために放置しているケースが多い。そのままにしておくと舌がんが進行してしまい大変悲惨な結果になる」と警告する。
初期は痛みが出ることが少ないが注意
舌がんで思い出されるのが、2019年に舌がんステージ4と診断されたタレントの堀ちえみさんのケースだ。堀さんが2020年のインタビューで「『口内炎 治らない』というワードでスマホを開けたら、私と同じような舌がんの人の画像がぶわーっと出てきた」と語っている。
どう見分けたらいいのか。柴原さんによると、舌がんの特徴として2週間以上経っても治らない、初期は痛みが出ることが少ない、などがあるという。MCの設楽統さんは「初期に痛みはないのですか」と柴原さんに聞く。柴原さんは「そうです。痛くもかゆくもない。じゃあ、どうやって気づくのかというと、やっぱりよく見て、ベロの色、粘膜の色、その辺から入っていった方がいい」と話す。
口内が白や赤に変色していないか指でチェックする
それでも口内炎と症状が似ているだけ見分け方が難しく、出演者からも「黒くなったりはしないのか」(カンニング竹山さん)、「自覚はありますか」(千秋さん)など相次いで質問が出た。
さらに注意しなければいけないことは、舌がんが若い人にも広がってきているということだ。日本口腔腫瘍学会の調査では舌がんを含む口腔がんにかかる若年層(15~39歳)の割合が20年間で約2倍に増えているという。柴原さんは「半世紀前までは(舌がんにかかるのは)お酒を飲み、たばこを吸う65歳の男の人が主流だった。ところが最近はお酒もたばこもやらない若い人でもかかるようになってきた」と話す。柴原さんは「口の中にもがんはできるという認識を持ってもらいたい」と話し、口内が白や赤に変色していないか、親指と人差し指で舌をはさんでしこりや変な硬さがないかどうか、月1回のセルフチェックを勧める。
(ジャーナリスト 佐藤太郎)