意外な解決策?
紙の回数券を交通系ICカードに代替させる場合、ポイントを多くつけるというのが現実的な選択肢として挙げられる。乗車する時間帯によっては、ポイントを多くつけるというのもありだ。多くの人に受け入れらやすいだろう。
だが、交通系ICカードとリンクしたフリーパスは、人によっては、余計に交通系ICカードを買わなくてはならないなど、デメリットもある。やむをえないが、ここがちょっと不便である。
ただ、解決策はありそうだ。
それは、QRコードを使用し、スマートフォンに表示させるタイプのフリーパス。
現在は多くの鉄道事業者でQRコード読み取り部を設けた自動改札機を導入しており、これとクレジットカード決済を組み合わせると、券売機を介さずに1日乗車券などを発売することができると考えられる。実際、すでに東京メトロの24時間券ではこういったシステムのものを販売している。
こうした施策で、各種フリーパスのチケットレス化を促進できるかもしれない。チケットレスの「不便さ」は今後どう解消されていくのか。注目したい。
(小林拓矢)
【プロフィール】
こばやし・たくや/1979年山梨県甲府市生まれ。鉄道などを中心にフリーライターとして執筆活動を行っている。著書『京急 最新の凄い話』(KAWADE夢文庫)、『関東の私鉄沿線格差』(KAWADE夢新書)、『JR中央本線 知らなかった凄い話』(KAWADE夢文庫)。