「1回でもおごられたら、もう負けですね」――。2026年2月22日の「ビートたけしのTVタックル」(テレビ朝日系)で、ゲスト出演した警視庁元警視の櫻井裕一氏が、暴力団やトクリュウなど反社会組織の警察官抱き込みの悪辣な手口を明かした。「逮捕された後輩警部補は捜査仲間を裏切った」日本最大の違法スカウトグループ「ナチュラル」に捜査情報を流して逮捕された警視庁元警部補の神保大輔被告は、櫻井氏の同じ課の後輩にあたるという。櫻井氏は「彼は警部補だったので、ナチュラルの(捜査)対象者と接触したりする仕事もあるんですよ。その時に、(捜査対象者を)こっちの手のひらに乗せなきゃいけないんですけど、向こうが一枚上で、乗せられちゃって、そのうちカネとかもらう。1回受け取っちゃうと、もう断れなくなっちゃう。神保は捜査仲間を裏切った」と怒る。司会の阿川佐和子さんが「取り引きっていうのはないんですか」と聞くと、「取り引きはしちゃいけないんです、警察は。駆け引きはいい。こっちの情報を流さないで、向こうのだけをもらってくるっていうのが、できるかどうかなんですよ。あれ(神保)はそれができないで、反対に丸め込まれて、カネで情報を出しちゃった」と櫻井氏。捕まると「刑事にごちそうしてるんだよ」と平気で言うそして、こんな経験を語る。「組長なんかから、『櫻井さん、一緒に飲みに行こうよ』と誘われます。行っても、終わったときにゴチになっちゃダメなんです。ゴチになったら、そこで負けなんですよ。次から断れなくなっちゃうんから。だから、行っても、『いや、割り勘で出すよ』と。反対に、こっちが全部出してやるよと。そういう気持ちでいないと(危ない)」もし、ごちそうになったりするとどうなるか。「1回ごちそうになっちゃうと、その組長がほか(の事件)で捕まりますよね。捕まった時に『だれだれ刑事にごちそうしてるんだよ』って平気で言うんですよ。そしたら、それで(警察官として)終わりです」コメンテーターの杉村太蔵氏は「うわ~」と声を上げ、反社会勢力の怖さをあらためて知ったようだった。(シニアエディター関口一喜)
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