2005年の衆院選で初当選した時に「BMWが買える」などと発言して批判を浴びた杉村太蔵さんが、この時の教訓は生かされていないのかと自民党を叱った。2026年2月26日放送の情報番組「サン!シャイン」(フジテレビ系)で、高市首相のカタログギフト問題をとりあげた時のことだ。カタログギフトは日本政治史上はじめての登場?スペシャルキャスターとして出演した杉村さんにMCの谷原章介さんが「太蔵さんが当選した時はこういうお祝いを配るという慣習はあった?」と聞く。杉村さんは決まり悪そうにしながら「記憶にございません」。スタジオから笑いが起こるなか、「いやいや、そんなことはないんで、ただ(当時首相だった)小泉(純一郎)さんから何かもらったというのは全く記憶にない。今回のカタログギフトというのは日本政治史上はじめて登場した気がする」と話した。杉村さんは「自民党は今回の高市チルドレンの誕生で、『第二の杉村太蔵』を誕生させないということで大変な神経を使っている。20年間あの悲惨な過去の教訓を生かしてきたのに、なぜ昨年の石破さんのこと(新人議員に10万円の商品券を配った件)が教訓として残らなかったのかなと思っている」と怒る。麻生太郎さんにカタログギフトを贈る、これが「政治資金」の使い方?続けて杉村さんは「高市さんは個人的なねぎらいの気持ちをカタログギフトで送ったということだが、お金は奈良県の政党支部の政治資金から出されている。このお金は奈良県の党勢拡大や政策立案のために使われなければいけないもので、今回(当選した衆議院議員全員という意味で)麻生(太郎元首相)さんにカタログギフトを贈ることが果たして政治資金の使い方として適切なのか」と今回の問題に疑問を呈した。谷原さんは「現金だろうが有価証券だろうがモノだろうが、やっている行為としてある程度価値があるものを渡していることは一緒じゃないですか。それを有価証券じゃないから法律に触れない、だからやっていいんだと言うが、こっちからみると単に抜け道を探しているだけの話であって本質的にはやっていることは同じようにしか見えない」と話した。結局、政治とカネをめぐる問題である。それが浮き彫りになった。(ジャーナリスト 佐藤太郎)
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