れいわ・奥田芙美代氏の国会原稿、事前に「ストップ」の可能性通達 大石晃子氏が反論...「発言抑制」「許容範囲」主張

代表質問で訴え「子どもを殺す暴力政治が...」

   奥田氏は代表質問で、まず自身について、「去年の参院選で初めて国会議員になった、ピアノの先生をしていた3人の子どもの母親です」と説明。続けて、

「こういう普通の母親が国会議員にならなければ、市民感覚からずれた政治屋たちに丸投げしていては、子どもを守ると言って、子どもを殺す暴力政治がそう遠くない将来に来るかもしれないと、危機感しかなくって議員になりました」
「市民感覚を持ち続ける議員たちが動かなければ、今日傍聴席にいる、あるいはテレビや配信で見てくれている未来世代の子どもたち、あなたを戦争に巻き込ませてしまうことになるかもしれない。それは絶対に止めなければいけない、そういう危機感を持ち質問します」

と訴えた。そのうえで奥田氏は、自民党のいわゆる「裏金議員」の要職への起用、国民会議設置の基準、健軍駐屯地(熊本県)への長射程ミサイル配備などについて質問。また、防衛費よりも農水予算を上げるべきとする訴えも述べた。

   質問の中で奥田氏は、25年12月の予算委員会で高市首相に、「子どもたちを絶対に戦争に行かせない、そして絶対に戦争に巻き込ませない、今ここで約束してください」と述べたと振り返った。高市首相はこれに、「大切な子どもさんの命を守るために私は戦います」と答えたという。

   奥田氏は「戦う?誰と?誰が?......総理には、子どもや平和を守り抜くとおっしゃっていただきたかった。子どもを守るのは、人を殺す武器ではありません。子どものお腹がいっぱいになるお米です。武器より、お米です」と訴えた。

   さらに奥田氏は、「総理は戦うとおっしゃった。でも、複数の自民党議員が『国民が血を流す覚悟』と言っている。本当に戦争に巻き込まれたとき、最前線に行くのは誰なんですか? 高市総理率いる自民党なんですか? 最前線に行けば、血まみれになりますよ」と主張。「戦争に巻き込まれたときいったい誰に血を流させる覚悟なのか、お答えください」と質問した。

   高市首相は、「戦う」発言への質問に対し、

「国民の皆さまと命と平和な暮らしを守ることは、自衛隊員の使命であり、ことに臨んでは危険を顧みず、身をもって責務の完遂に努め、もって国民の負託にこたえるという宣誓を行っています。つまり、国民の皆さまのリスクを下げるため、自衛隊員は自らリスクを負います。あらゆる手段でこれらのリスクの低減をはかっていくのが政治の責任であり、それこそが私の戦いです。これまで進めてきた防衛力の抜本的強化は、我が国の抑止力を高め、相手に攻撃を思い留まらせ、事態発生そのものの可能性を低下させることにつながります」

と回答した。

   なお、関口議長は指摘の中で、奥田氏のどの発言を念頭に置いたものであるかについては触れなかった。

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