ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)1次ラウンド・プールCが2026年3月5日、東京ドームで開幕し、オーストラリアが台湾を3-0で破った。エース温存せずに「崖っぷちの覚悟」で「早期投入する強手」試合が動いたのは5回。無死1塁の場面で、オーストラリア代表のロビー・パーキンス捕手(31)がライトスタンドに叩き込み2点を先制した。7回には、トラビス・バザーナ内野手(23)がソロ本塁打を放ち突き放した。一方の台湾は、打線が振るわなかった。オーストラリア投手陣に3安打に抑えられ完封負け。1次ラウンド・プールCは、24年「プレミア12」王者の台湾が破れるという、波乱の幕開けとなった。プールCで、台湾のライバルとなる韓国では、複数のメディアが台湾の黒星を一斉に速報した。プールCは、日本、韓国、台湾、オーストラリア、チェコが属し、総当たり戦の末、上位2チームが準々決勝にコマを進める。「ベスト8」を目標に掲げる韓国にとって、1次ラウンド突破の最大のライバルとなるのが台湾だ。それだけに、ライバルの黒星は韓国にとって大きな衝撃だったようだ。韓国メディア「スターニュース」(ウェブ版)は、「まさか!『最大の難敵』台湾、『伏兵』オーストラリアに0-3で敗北→3安打の貧打に投手運用まで全てが狂った」とのタイトルで記事化した。記事では、「台湾が『伏兵』オーストラリアに崩れ、グループリーグ突破に赤信号が灯った。最も痛手となったのはやはり投手運用の失敗だ。当初台湾はオーストラリア戦で早期に優位に立ち、今後の韓国戦に『エース』チェン・ボーユーを温存する思惑だった。しかし、オーストラリア打線の粘り強い攻勢に試合が思うように進まないと、台湾ベンチはついに崖っぷちの覚悟でチェン・ボーユーを早期投入する強手を打った」と報じた。「大会前は日本1強、韓国・台湾2強と予想されていたが...」「朝鮮日報」(ウェブ版)は、「台湾0点の大番狂わせ...オーストラリア、台湾打線を封じ開幕戦勝利」とのタイトルで報じた。記事では「大会前、C組は日本1強、韓国・台湾2強と予想されていたが、初日からオーストラリアが直接のライバルとして浮上した。韓国は5日にチェコと対戦した後、7日に日本、8日に台湾、9日にオーストラリアと対戦する。台湾がオーストラリアに敗れたことで、グループ2位争いが『韓国・台湾』の2者構図から『韓国・台湾・オーストラリア』の3者構図に広がる可能性が高まった」と分析した。韓国はWBC3大会連続で1次ラウンド敗退を喫している。今大会は、韓国出身大リーガーのキム・ヘソン内野手(ドジャース)、イ・ジョンフ外野手(ジャイアンツ)に加え、韓国系米国人大リーガーのシェイ・ウィットコム内野手(アストロズ)、ジャマイ・ジョーンズ外野手(タイガース)らが代表入りし、ベスト8入りを目指している。
記事に戻る