「虚弱ゆえに起こる『二次被害』」
特に生活や仕事で苦労してきたのは「意思とは関係なく眠くて仕方がない」こと。起床時に著しい苦痛を感じる、8~10時間ほど寝ても気持ちよく目覚められない、日中に眠気のあまり「今刺されても抵抗できないかも」と思うことすら多々ある。そういったなかで周りから「怠けている、やる気が足りない」「早く寝ればいいのに」と言われたり、理解が得られずに怒鳴られたり泣かれたりした経験があるとした。本人としても、
「体が追いつかないだけでやりたいことは山ほどあるので精神と身体のギャップにも苦しみます。眠さに勝てず自分で決めたことが守れない、やりたいことができないとなると自己肯定感が下がっていき、虚弱ゆえに起こる『二次被害』にも悩まされました」
と複雑な胸中を述べた。ただ、これまで虚弱体質を打ち明けることは「弱み」を見せるようで恥ずかしく、「言い訳だと思われたくない」気持ちや情けなさから出来なかった。不調を人に説明するとしても、その時々の症状を伝える形で、体質というよりは「『今』体調が悪いかも」といった具合に留めていたという。