「西洋医学ではこれ以上どうしようも...」 不調に苦しむ「虚弱体質」当事者たち、共感続々で安堵の声【#虚弱を考える】

「『虚弱』にもグラデーションがある」

   生活の工夫を尋ねると、リカさんは、「著者(編注:「虚弱に生きる」内のエピソード)にもあったように体力をつける体力がありません。ダンベルなどをやっても、一回の発熱でパーになりますので、続けるのがイヤになりました」と率直に述べた。「今心がけているのは、体を冷やさないこと。湯船に長目に浸かる、温かい飲み物を飲む、くらいでしょうか。特にこれが効いた!というのはありません」ともいう。

   体質を改善する難しさが伺えるが、効果の感じ方はケースバイケースのようだ。

   メグミさんの場合は、自身も虚弱だったというパーソナルトレーナーのもとで筋トレを続けた結果、「姿勢が良くなり、結果的に腰痛や頭痛、疲れっぽさが少なくなった」とみている。逆に食事面での試みは「胃腸が弱く少食なので、食を管理すること自体がプレッシャーになり余計にストレスを感じました」という。

   このように運動は得意でありながら、前出のような不調に悩まされているメグミさん。今回の件を通じて「『虚弱』にもグラデーションがある」と切実に訴えた。

「一見『普通』『元気そう』に見えてもどんな不調を抱えているかわからないという視点が広まってほしいな、と自戒を込めて思います。ゆくゆくは、週3~4日、1日4~5時間などの勤務形態が認められると虚弱な人もそうでない人も選択肢が広がるな、と思います」

   他方、リカさんは、虚弱体質をめぐって下記のような思いを伝えている。

「このご時世の多様性に振り回されるのもどうだろうとは思いますが、障がい者とまではいえないが、健常者とも言い難い存在を多くの人に知ってもらえればと思います」

   【予告】連載の第3回は、文学紹介者・頭木弘樹氏と北里大学北里研究所病院の漢方鍼灸治療センター長・星野卓之氏に話を聞き、「虚弱体質」が共感を集める背景や、どのような体質なのかを尋ねました。3月22日正午に掲載予定です。

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