「痛ましい事件を、どうにか正しい政策議論につなげていきたい」
その後、音喜多氏自身も継父だと明かした。「7歳で娘が養女となり、子どもたちと向き合う中で、血のつながりがない親子関係の難しさも、その豊かさも、身をもって感じてきました」
その上で、音喜多氏は「『継父という属性』だけで危険視するような言説には、どうか少し立ち止まって考えてほしい」と呼びかけた。
また、虐待リスクに関する研究者による指摘として、虐待リスクを高める要因は「家族構成そのもの」ではないとも紹介。「経済的困窮・孤立」「親自身が虐待を受けた経験」などの複数の背景を挙げ、政策論の議論も展開した。
音喜多氏は最後に、「悲しい事件が起きるたびに、怒りの矛先を『属性』に向けてしまうのは理解できます」としつつも、「それは問題の本質から目を逸らし、当事者を傷つけ、有効な対策を遅らせてしまいかねません。痛ましい事件を、どうにか正しい政策議論につなげていきたい。継父の一人として、一人の政治家として、そう思っています」と締めくくった。