燃油サーチャージ、大手2社が引き上げ「前倒し」の緊急事態 事態長期化なら「路線の維持」危ぶまれる可能性

事態長期化なら「お客様の負担金額は、どうしても大きくなってしまう」

   JALの日本発の片道の場合、韓国以外の東アジア路線は7400円→1万4200円、マレーシア・シンガポールなどの東南アジア路線が1万5500円→2万9600円、ハワイが1万7800円→3万4700円、北米・欧州が2万9000円→5万6000円に値上げされる。多くの路線で倍近い値上がりだ。ANAも、これに近い水準だ。

   燃油価格の高騰が続けば、国の激変緩和措置の補助金を踏まえても、「お客様の負担金額は、どうしても大きくなってしまう」(JAL担当者)。需要減退で路線維持が困難になる可能性にも言及した。

「それによって航空需要そのものが減退してしまうということを我々としても懸念している。航空需要が減退してしまうと、我々の収支状況に圧迫が見られるので、路線の維持というものが難しくなってきてしまう、そういった可能性もある」

   国外では、燃油価格を理由に、減便に踏み切る航空会社もある。JALは現時点でこの方向性を否定しているが、事態が長期化すれば、検討のタイミングが「将来的に来る可能性はある」とも話した。

(J-CASTニュース編集委員 兼 副編集長 工藤博司)

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