クマ対策にAIロボット導入はどうか 誘導して山へ帰す、賢いクマとの知恵比べ

   クマからの被害を守ろうと、威嚇や防除の役割を果たす四足歩行AIロボットの開発事情が2026年4月25日放送の「サタデーLIVE newsジグザグ」(読売テレビ・日本テレビ系)で紹介された。

  • クマとロボット、どっちが賢いかの攻防(画像はイメージ)
    クマとロボット、どっちが賢いかの攻防(画像はイメージ)
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  • クマとロボット、どっちが賢いかの攻防(画像はイメージ)
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ロボットが、音や光でクマを威嚇し山へ誘導する

   番組は自治体からの依頼を受け、実用化に向けた実証実験をしている企業の取り組みを紹介した。四足で歩行する小型犬ほどのロボットに、クマを検知し、識別する機能を搭載する。このロボットに音や光でクマを威嚇し、山へ誘導するような役割を期待している。まだまだ課題は多いものの、人が危険にさらされることなく、人とクマとの適切な距離を回復できるようにと、研究が進められている。

   クマ対策にデジタル技術の役割も期待されている。コメンテーターで宇宙飛行士の野口聡一さんは「クマに対するファーストディフェンスで、人が追いつかないところはAIのフィジカルという分野を活用し、ロボティクスAIと一緒に活用すると安くつく。長年かけてハンターを育てる、自衛隊を増やすというような、大量の人を山に送りこむよりは、課題はたくさんあるけれど、この方が結果的に安くつく」と話した。

クマがロボットだと認識して、上を行くかも

   「The HEADLINE」編集長の石田健さんは「センサーとかロボティクスのアームとか、そういう技術を日本ほど安く国内で調達できる国は世界的にみてもほとんどない。そう分野に予算をいかに振り向けていくか。戦後80年のなかで、今が最も防衛の分野にフィジカルAIも含めた技術が投入されているが、その中の一部でもこういう対策に振り向けていくのが重要だと思う」と話した。

   2人とも、日本の技術力を生かした対策が急務との考えだ。

   クマも賢い。ロボットだと認識してロボットの上をいく行動をとらないとも限らない。人とクマ、ロボットとクマの知恵比べでもある。

(ジャーナリスト 佐藤太郎)

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