小野田紀美外国人共生担当相が2026年4月28日に行った会見で、外国人との共生についての質問を行った記者が、イスラム教の聖典である「コーラン」の和文訳を読み上げ、小野田氏が困惑する場面があった。「コーランの和文訳を少し調べたら大臣にも参考になる項目がありました」男性記者は「外国人との多文化共生について質問させていただきます」と切り出し、「現在、全国的に外国人と日本の伝統文化に関わる軋轢が報道されているが、実際、多文化共生が『国民に多文化を強いる共生』になっている」と説明した。その上で「例えばイスラム社会では『おしん』が絶大な人気を博したことは周知の事実」とし、「であれば公衆道徳の行き違いが起きないのではないかと思い、コーランの和文訳を少し調べたら大臣にも参考になる項目がありました」と語った。記者は「第2章256節 この宗教に強制はありません」「第4章59節 あなた方の権能を持つ人たちに従いなさい」「第109章6節 あなた方にはあなた方の宗教があり、私には私の宗教があるのです」と3つの節を読み上げ、「要するに『多文化の宗教・法律を尊重しなさい』と解釈できる」とまとめた。「墓地埋葬等に関する法律に関しては厚労省が所管しております」そうした上で、記者は「一方的に国民に我慢を強いることにならないように、土葬の墓は原則禁止等、法律を整備し、在留外国人にも教育する必要があると思われるが、外国人対策担当大臣の見解をお聞かせください」と質問した。これに対し小野田氏は、やや困惑した表情を見せつつ「総合的対応策においては、外国人にも日本社会の一員として、責任ある行動をとっていただくことを基本的な考え方としております」と回答。「日本における共生社会の軸は間違いなく日本文化、というのは絶対譲ってはいけない一線だというのは常々申し上げているとおりです」とした上で、「ただ、墓地埋葬等に関する法律に関しては厚労省が所管しておりますので、そちらにお尋ねをお願いします」とした。「いきなり特定宗教の何某かを読み始めたら誰でも怪訝な顔するだろ」この質疑の場面は、SNSでも拡散された。眉をひそめるような表情をしていた小野田氏をめぐっては、「睨みつけた」などと表現する投稿もある。一方で、「そらいきなり特定宗教の何某かを読み始めたら誰でも怪訝な顔するだろ」「誰でも眉をひそめると思いますよ」といった反応も見られた。また、「記者が言ってること自体は間違っていないと思う。そして 管轄ではありません という回答も全く間違っていない。聞いてくれそうな相手に言いたい気持ちはわからんでもないけど、厚生省を当たってくれと言われたら、その通り」などとする投稿もある。
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