立教大「異世代共学」、早稲田大「生き方を見つめ直す」、人生100年時代に再入学の様々なプログラムが待っている

東大名誉教授「生涯に複数のキャリアを持つ人生が可能」

   意欲と行動のギャップは日本の課題となっている。時間がない、お金がかかるなど、その理由はさまざまだろう。「社会人が大学で学び直すことは、他の先進国と比べてまだハードルが高い」と指摘するのは、老年学の第一人者として知られる秋山弘子・東京大学名誉教授だ。「100年あれば、生涯に複数のキャリアを持つ二毛作・三毛作の人生も可能」といい、長寿社会に対応する社会基盤づくりを提唱している。

   学び続けることは心身の健康にも役立つ。2026年2月、英紙ガーディアンは「読書・執筆・語学学習などの知的活動を続ける人は、認知症リスクが最大約40%低下する可能性がある」との研究報告を報じた。アメリカの研究チームが平均80歳の約2000人を8年間追跡した結果だという。

   コロナ禍後、通信教育やオンライン学習の選択肢も広がってきた。大学に通うのもよし、地域の講座やオンライン学習を利用するのもよし。なにより、新しい挑戦は人生に活力をふきこむ。「人生100年時代」のチャレンジは、その一歩を踏み出すかどうかの選択かもしれない。

(ジャーナリスト 橋本聡)

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