「新型コロナウイルス感染症の再来ではない」
5月4日、WHOは「一般市民の間で感染が拡大するリスクは低い」と指摘。6日には、アフリカ西海岸沖のカボベルデ諸島付近に停泊しているホンディウス号内の人々について、スペインの自治州であるカナリア諸島で下船させる対応を計画した。
スペイン政府はこの計画に同意を示したものの、カナリア諸島の自治州首相は懸念を示した。しかし、WHOはカナリア諸島が「必要な設備を備えた最寄りの場所」であり、船内にスペイン人もいることから、「支援する道義的および法的義務がある」とした。
これに加え、WHOのテドロス・アダノム事務局長は島の住民に対し、
「新型コロナウイルス感染症の再来ではない」
と強く訴えた。
結果として、10日になってホンディウス号はカナリア諸島のテネリフェ島に到着した。
WHOによると、2026年5月15日現在で10人に感染が確認、または感染が疑われており、うち3人が死亡している。また16日になって、カナダ・ブリティッシュコロンビア州当局が、ホンディウス号から下船後に帰国、隔離中の1人が「アンデス株」陽性を示したと明らかにしたことが報じられている。