ナフサ供給不安、政府説明「相談を受けていない」に疑問続出 白黒包装は「企業側の判断」?

自民議員、不足を訴える企業には「詰めにいってますから」

   これらの状況について、高市首相は5月12日の関係閣僚会議で「流通の目詰まり」が起きていると主張。個別の業界に問題は生じていても、国内全体で見ればナフサの供給量は足りているとの姿勢を崩さない。

   政治学者の山口二郎氏は自身のSNSで「目詰まりを起こしているのは、政府の情報収集部署の方。都合の悪いことには目をつぶり、都合の良いことだけを存在することにする。大日本帝国の伝統は脈々と引き継がれる」と批判。2ちゃんねる創設者の西村博之氏も「ナフサ由来の製品が値上げしたり、受注停止したり、工事が止まったりしてるのに、高市政権の『ナフサは潤沢』というデマのせいで状況は悪化してる様子」と切り捨てた。

   こうした混乱の中、自民党の田村憲久衆院議員が5月17日にTBS番組「サンデー・ジャポン」に出演した際の発言が火に油を注ぐ形となった。番組内でナフサの供給量を問われた田村議員は「足りてますね。実際、きのうも確認しましたけれども」と明言。あくまで原因は流通過程にあるとし、その上で「今、役所が『全部ない』って連絡もらったら、詰めにいってますから」と語った。

   この「詰めにいく」という表現に対し、SNSでは不快感を示す声も。「これ、どういう意味?足りないと言うと、お役所に尋問されるってことですか?」といった批判が目立つ。ナフサ供給で続く混乱を「流通過程の目詰まり」「企業の判断」と片付ける政府と、対応に追われる企業の実態との乖離が見られる中、長引くイラン情勢の混乱が不安を加速させている。

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