トクリュウの下見役は鬼平犯科帳の「嘗め役」? 識者が指摘する実態

   栃木県上三川町の強盗殺人事件でも見られる「事前下見」だが、2026年5月29日放送の「大下容子ワイド!スクランブル」(テレビ朝日系)では、この事前下見の実態を特集した。

  • トクリュウの下見役をめぐって(画像はイメージ)
    トクリュウの下見役をめぐって(画像はイメージ)
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『鬼平犯科帳』に出てくる「嘗(な)め役」とは

   過去に愛知県警が窃盗グループから押収した手書きの「下見メモ」には、家族構成から住人の出勤時間、家の間取り、驚くのはカネの在りかまで詳細に記されていると、番組は報じる。

   この種の犯罪に、このような入念な下見を行うケースは多いのか。裏社会に詳しい社会学者の廣末登さんが話す。

「結構一般的です。古い話だが、池波正太郎の『鬼平犯科帳』に『嘗(な)め役』というのが出てきた。押し込み強盗する家にお手伝いさんなどを装って事前に送り込み、その家の構造とかどんな人間が住んでいるかを詳細にレポートする役です」

   廣末さんによると、近年ではガス点検業者、電気業者などを装って点検するふりをして家の中を調べるという。

「水漏れしているかもしれません」と屋根に登って...

   廣末さんが保護司をしていた時に、少年院から出てきたある少年に何をしているのか聞いた時の体験を話す。

   「一軒家を回って『水漏れしているかもしれません』と言いながら、屋根に登ってレポートを書いている。このレポートを見たら『嘗め帳』じゃないかと思った。つまり、何時に家にいったらおばあちゃんが一人でいて、(家族は)何人ぐらいいると(メモが書かれている)」と話す。それを報告していたのだという。

   MCの大下容子さんは「保護観察中の少年を利用している人がいるということですか、ひどい話ではないですか」と驚く。

   デーブ・スペクターさんは「下見だけのビジネスがあるくらいですからね。ろくに仕事をしないでこういうことをやっているのは情けない。自分の家族に間違ってもこんなことやらないわけだから」と話していた。

(ジャーナリスト 佐藤太郎)

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