平和教育やイデオロギーの議論の前に、徹底した原因究明を
だが、何度も言うように、不幸な事故が起こってしまったいま、とるべき行動は、事故がなぜ起こったのか、どうすれば防げたのかを究明することだ。
事故が起きた当日、現場周辺には波浪注意報が出されていた。
そのような悪条件の中で、なぜ生徒たちを乗せたボートを出航させたのか。
学校側は事前に十分な下見やリスク評価を行っていたのか。
運航責任者には問題はなかったのか。
徹底した原因究明が行われなければ、犠牲になった人々は浮かばれないし、今後も同じような事故が繰り返されかねない。
それは、平和教育やイデオロギーとは関係のないことだ。
目の前の命を大切に扱い、人を危険から守ることは、人間として最も基本的な倫理のはずではないだろうか。